2013年05月22日 12時17分
日産、「リーフ」の走行データを損保ジャパンの自動車保険に提供
電気自動車の日産『リーフ』プローブ情報が、損保ジャパンの自動車保険『ドラログ』にて活用される
損害保険ジャパンが、情報通信機器を搭載した電気自動車対象の自動車保険『ドラログ』を、7月1日より導入する。それに伴い、日産自動車が先ごろ、同自動車保険向けに『日産リーフ』のプローブ情報を提供すると発表した。
『ドラログ』では、契約自動車の走行距離や走行傾向といった概要をドライバーにフィードバックし、エコ運転・安全運転などを診断することが可能。走行データ(走行距離)に応じた保険料を算出し、契約2年目から適用するという業界初のサービスを受けることもできる。また、契約車が盗難に遭った場合、情報通信機器を活用して車両を追跡する『盗難追跡サービス』も提供する。
“プローブ情報”とは、車載されているデータ通信モジュールを通じて収集される“位置”や“走行距離”といった情報のことで、企業向けビジネスとして日産が同情報を提供するのは初めて。契約者の同意のもと損保ジャパンへ提供し、『ドラログ』に活用されることになる。
損保ジャパンは、「走行距離連動型保険や、運転行動型連動保険などへの関心は日々高まっている」としているため、今後は様々な技術を活用する自動車保険が人気を集めるかもしれない。