2014年10月28日 10時00分
【交通事故・損害賠償】人的被害のない「物損事故」でも慰謝料は発生する?
人的な被害を伴わない物損事故でも、慰謝料は発生するorしない?
交通事故に遭った被害者は、事故による損害に対して、加害者または加害者が加入している保険会社に損害賠償請求をすることができる。請求できるのは、ケガの治療費や車の修理費などを指す「経済的な損害」と慰謝料に該当する「精神的な損害」に大きく分けられる。では、人的な被害を伴わない物損事故でも、慰謝料は発生するのか?
慰謝料は、交通事故によって負った精神的・肉体的な苦痛を金額に換算したもの。事故に遭った被害者は、傷みによる苦痛だけでなく、入院や通院によって身体の自由が奪われたり、治療・検査などで不快な気持ちになることも少なくない。こうした人身に関わる苦痛の対価を請求するのが慰謝料であるため、原則的に物損事故だけでは慰謝料は発生しない。
ただし、全体の損害賠償金は、壊した物によって驚くほど高額になるケースもある。すべてのドライバーに加入が義務付けられている自賠責保険は、物損事故では適用されないため、万が一に備えあらかじめ各種任意保険を比較・検討しておくのが賢明といえるだろう。
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