2015年03月07日 09時50分
保険料が安くなる!? 自動車保険2社の“最新保険プラン”とは?
国土交通省が重点テーマのひとつとして掲げている「テレマティクス保険」。どのようなプランが実装される?
ドライブレコーダーなど車載の端末で運転情報を収集し、特性や走行距離を踏まえて保険料を算出する「テレマティクス保険」が、広がる気配を見せている。実際にどのようなプランがあるのか? すでに取り組みを発表している、あいおいニッセイ同和損害保険、損害保険ジャパン日本興亜の2社の内容を紹介する。
【あいおいニッセイ同和損保】
・トヨタ「T-Connect」と連動して走行距離を保険料に反映
あいおいニッセイ同和損害保険が2015年4月1日以降始期契約から扱うのは、「つながる自動車保険」だ。トヨタ自動車のカーナビに搭載されているテレマティクスサービス「T-Connect」と連動し、走行距離をはじめとする車両運行状況がスマートフォンなどを通じて送信される。基本保険料に実走行距離(1キロ単位)に応じた走行分保険料を加えることで、無駄のない合理的な保険料が算出される。
【損保ジャパン日本興亜】
・東芝製ドライブレコーダーを使った企業向けサービス
損害保険ジャパン日本興亜は、社有車に東芝製の通信機能付きドライブレコーダーを貸与して行う企業向けサービス「スマイリングロード」を2015年3月以降に全国展開。走行データ収集及びビッグデータ解析を実施し、その結果をスマートフォンなどにフィードバックすることで、ドライバーの安全運転意識の向上や、管理者の効率的な指導を支援する。同社のフリート契約に加入している法人が全車両に導入した場合、保険料が5%割引される。
テレマティクス保険は、国土交通省が重点テーマのひとつとして掲げていることもあり、今後ますます充実していくことが予想される。保険料を抑えたいと思っているドライバーはもちろん、保険会社とのより緊密な関係を求めるドライバーも目が離せない。
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