2015年09月17日 09時50分

【交通事故】確認不足で女性が死亡… 大惨事を防ぐ4つの対策とは?

トラック運転手の“確認不足”が招いた事故…。防ぐ対策とは? [拡大する]

トラック運転手の“確認不足”が招いた事故…。防ぐ対策とは?

 走り慣れた道を運転するときは、注意散漫になったり、左右の確認を怠りがち。だが、事故はそういった時にこそ発生するものだ。実際のところ、どのようなシチュエーションで起こり、どうすれば防ぐことができるのか? 過去の事故事例を参考に考えていこう。

<事故内容>
 トラックの運転手が、積み荷の仕分けに時間を要し、通常より30分遅れて配達先へ向かった。その際、奥が行き止まりになっている道路に差し掛かったため、一旦通りすぎてバックしたところ、後方にいた83歳の女性に接触。女性は転倒し、まもなく死亡した。

<事故原因>
 トラックの運転手は、道路を通りすぎたときに女性の存在に気づいていた。ところが、後方確認をしないままバックした。走り慣れた道で注意力が散漫になっていたことが大きな要因で、さらに繁忙期であったため、通常より遅れて出発しており、気持ち的に焦りがあったことが考えられる。

 このような事故の再発防止策は4つ。まずは「バック時の確認の徹底」だ。確認不足による事故はトラックに限ったことではなく、普通車がコンビニの駐車場から出るときに突然人が現れ、接触事故を起こすケースも多い。確認を怠らず、すぐ止まれる速度で慎重にバックすれば、事故を回避できる可能性が高い。

 2つ目は「バックを避ける」。配送トラックの場合は、荷物を運ぶ際にバックをせず、台車を使うという方法をとってもいいだろう。3つ目は「時間にゆとりを持って行動する」こと。時間に余裕がないと、どうしても気持ちが焦り、事故につながりやすいからだ。そして最後は「バックモニターの設置」。小さい子どもなどは車が死角となって確認できないこともあるため、車に搭載されていない場合は設置したほうがいいだろう。

 今回紹介した事例では、女性が一人死亡している。トラック側にどのような理由があっても、損害賠償金の支払いを命じられることになるだろう。日常生活で起こり得る事故にこそ、あらゆる対策を講じておくことが大切だ。

参照:国土交通省 関東運輸局HP

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人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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