増える高齢ドライバーによる事故 国の対策は?

『交通安全白書』より、高齢ドライバーの事故率と国の対策を紹介する [拡大する]

『交通安全白書』より、高齢ドライバーの事故率と国の対策を紹介する

 高齢化社会を迎えるとともに、年々増加する高齢ドライバーによる交通事故。防止対策はないのだろうか。内閣府が6月に公表した2017年版『交通安全白書』内での特集「高齢者に係る交通事故防止」より現状と、国が打ち出している対策を紹介する。

■高齢ドライバー事故の原因のひとつは「体力の衰え」

 同白書によると、免許人口10万人当たりで算出した75歳以上のドライバーの死亡事故件数は8.9件で、75歳未満のドライバーと比べて2倍以上となっている(図表1参照)。

 75歳以上のドライバーの事故原因は“ハンドルなど操作不適”が最も多い。このうち、ブレーキとアクセルの踏み間違いによるものは、75歳未満では死亡事故全体の0.7%に過ぎないのに対して、75歳以上では5.9%となっている(図表2参照)。

 さらに原因として、視力の低下や、瞬時の判断が難しくなるなど“体力の衰え”から運転操作への対応が遅れることなどが挙げられる。また2016年は、免許証更新の際に検査を受けた75歳以上のドライバー約166万人のうち、約5万1000人は“認知症の恐れがある”と判定されており、加齢に伴う認知機能の低下も懸念点のひとつに挙げられる。
 
■国が考える高齢ドライバーの事故防止策

 警察庁によると、75歳以上の免許保有者数は2016年末時点で約513万人。前年に比べ約35万人増加しており、今後も増加すると予測されるなか、高齢ドライバーの事故防止策として改正道路交通法が、2017年3月より施行。認知症などに対する対策を強化として、75歳以上のドライバーが、信号無視や通行禁止違反など、認知機能が低下したときに起こしやすい一定の違反行為をしたとき、臨時の認知機能検査や講習を受ける。「認知症のおそれがある」と判断された人は、医師による診断や診断書を提出することになった。

 また国土交通省は、ドライバーの安全運転を支援する、自動ブレーキシステムや誤ってアクセルを踏んでしまった場合にエンジン出力を抑制するペダル踏み間違い時加速抑制装置などは、2020年までに、ほぼすべての車種で標準装備、またはオプション設定される見通しとしている。

 自動ブレーキなどを搭載した先進安全自動車(ASV)は、高齢ドライバーによる事故を防ぐだけでなく、高齢歩行者などの事故防止にも役立つものであり、さらなる性能向上・普及促進で交通死亡事故の減少が期待される。高齢運転者による死亡事故が相次いで発生したことも踏まえて、政府では早急な対策が進められている。

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