2016年07月21日 08時00分

貯蓄したいなら要チェック! 「デビットカード」の特徴と活用法

無駄な出費を防ぎ、貯蓄アップにつながる“デビットカード”の活用法を紹介! [拡大する]

無駄な出費を防ぎ、貯蓄アップにつながる“デビットカード”の活用法を紹介!

 近年、注目を集めている「デビットカード」。だが、実際に利用している人はまだ少ないようだ。「仕組みがよくわからない」「クレジットカードのようにポイントが貯まらないのでは?」などという声をよく聞くが、実はデビットカードを上手に使うと、無駄な出費を防ぐことができ、貯蓄アップにつながる。その理由を説明しよう。

■所持金の範囲で買い物をするクセがつく

 デビットカードとは、クレジットカードブランドのマークが銀行のキャッシュカードにプラスされたもの。例えば、VISAがついているデビットカードなら、VISA加盟店で買い物をすることができる。

 クレジットカードを作るときは、収入などを聞かれ、返済できるかどうかの審査があるが、デビットカードを作る際に審査はない。なぜなら、クレジットカードはいわば「お金を借りて買い物をして、後日(1ヶ月後など)に返済する」という“借金”のような仕組みだが、デビットカードは「自分の銀行口座にあるお金の範囲内で支払う」仕組みだからだ。

 つまり、口座に入っているお金が0円でも、クレジットカードでは買い物ができてしまうが、デビットカードではできないということ。「身の丈以上にお金を使わない」ことを実現できるのだ。

 使い方は、クレジットカードとほとんど同じ。「カードで」と言ってレジで差し出し、専用端末に暗証番号を入力するか、レシートにサインをすることで決済となる。

 そのタイミングで、登録してある銀行口座から即座に引き落とされるのが、デビットカードの特徴だ。クレジットカードのように引き落としのタイムラグがないので、持っているお金の範囲で利用するクセがつくだろう。

■利用金額に応じてキャッシュバックなどがある

 デビットカードを使うと、銀行から現金を引き出す手間が省け、引き出し手数料もかからず、貯めてあるお金をそのまま使える。さらに、利用金額に応じてキャッシュバックがあったり、ポイントがつくといった特典もある。還元率は0.2〜0.5%が多く、クレジットカードに近い基準だ。ただし、年会費が必要なカードもあるので、利用条件などはしっかりチェックしておこう。

 デビットカードは、「お小遣い専用」などと用途を決めて、あらかじめその予算を銀行口座に入れておくのがオススメ。「範囲内で使おう」と考えるようになると、無駄な出費を減らす意識が芽生える。うまく利用すれば、どんどん“貯蓄上手”になるはずだ。

(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材経験あり。マネーや女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修などを行う。男の子、女の子の2児の母でもある。ブログ:http://ameblo.jp/nishiyamamiki/

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