2012年07月23日 16時48分
「マッカーサー記念室」、Webで360度公開
きょう23日よりバーチャル閲覧できるWebコンテンツがオープンした、第一生命の「マッカーサー記念室」
第一生命は23日、普段は非公開としている「マッカーサー記念室」をインターネット上で閲覧できる『マッカーサー記念室 バーチャルビュー』を同社Webサイト内に開設した。同記念室は第二次世界大戦後の1945年9月から6年10ヶ月にわたりGHQに接収され、マッカーサー元帥に利用された同社社長室を保存したもの。サイトでは当時の重厚な調度品や内装を360度見ることができる。
終戦後にマッカーサー元帥の執務室として利用されたこの部屋は、アメリカ産のくるみの木を使った壁や楢、樫、桜、黒炭などの寄木細工で作られた床が特徴。広さは約16坪で、英国のチューダー王朝風のインテリアが用いられている。壁に飾られた2枚の絵は接収前から飾っていたが、GHQ利用時もそのままにされていたという。
同サイトは創立110周年・返還60周年を記念して今年7月17日より6日間にわたり行われた一般公開が好評だったことから、より多くの人に見てもらうために企画されたもの。一般公開は史料保護の観点から1人200人限定としていたが連日行列ができるなど大反響となり、同社は公開時間を延長するなどして対応。6日間で3500人を超える人が訪れている。