2013年12月26日 10時00分
人気の「ざっくぅ」誕生秘話 〜コンセプトは「ネットを見守る“座敷わらし”」
モチーフは“座敷わらし”! ケーブルインターネットサービスのキャラクター「ざっくぅ」
マシュマロのようなボディで2等身。「ZAQ」の文字が顔のパーツを形成するケーブルインターネットサービスのキャラクター「ざっくぅ」を、ご存知だろうか? J:COMのCMでは、鍋の中に入ったり、いたずらしたりと、そのユーモラスな姿に視聴者から「可愛い!」「触ってみたい」という声が寄せられ、今やキーホルダーからお弁当箱などグッズ展開も好調。今月31日からは第2弾となるLINEスタンプも配信されるほど、誕生から10周年を経てもなお、その人気をキープしている。この愛らしい「ざっくぅ」だが、モチーフは“座敷わらし(ざしきわらし)”とのこと。誕生までの背景を伺ってみた。
■誕生の理由は「サービスの認知」 意識したのは「親近感」
「ざっくぅ」が誕生したのは10年前。きっかけは「一見わかりにくい“ケーブルテレビのインターネットサービス”を可視化し、サービスやブランドに親近感をもっていただくこと」(同社)だった。モチーフは、「ネットを見守る」という意味を込め、家を見守るといわれる“座敷わらし”に決定。目と口には、サービス名【ZAQ】(=Z「ずっと」A「安心の」Q「クオリティ」)の文字を用い、名前もそれをもじって「ざっくぅ」とし、コンセプトをストレートに表現している。
ちなみに、企画段階ではフラットな体型が想定されていたが、より親しみを感じてもらいたいと考えた関係者が子どもっぽい可愛らしさを追求。お腹とお尻を出っ張らせるなど工夫し、現在の姿となった。
■「ざっくぅ」の動きや特性を生かした可愛らしいCMがヒットし全国区に
キッチンで泡だて器の中にハマってみたりと、「ざっくぅ」の動きはとても個性的。それゆえ同社は、CM制作時には「キャラクターが持つ独特な世界観の中での、ストーリーとサービス訴求のバランスを重視しています」と語り、ストーリーに関して「ときには、ざっくぅの気持ちになって考えています」とのこと。
例えば、前述の「入りたくなる編」では、J:COMのサービス内容をきちんと説明しつつも、鍋や靴下の中に入る「ざっくぅ」の可愛らしい姿もきっちりおさえている。今年、10周年を迎えた「ざっくぅ」が全国区の人気となった要因は、単純にサービスの訴求だけを求めたわけではない関係者の愛情なのかもしれない。
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