2016年11月02日 09時50分
分割払いとは全然違う! 意外と知らない「リボ払い」の仕組み
利用前に「リボ払い」の仕組みやメリット・デメリットをおさえておこう
クレジットカードの支払い方法のひとつ、リボルビング払い(リボ払い)。これは、毎月の支払いを一定額におさえることが可能なもので、「定額方式」と「残高スライド方式」のどちらにするか自身で決められる仕組みだ。
定額方式では、支払残高(買い物などによる債務の額)に関係なく毎月一定額を支払う。残高が3万円でもそれ以上でも、毎月5000円を支払う、という具合だ。
一方、残高スライド方式とは、支払残高のランクに応じて、支払額が変わるもの。会社によっても異なるが、例えば残高が3万円であれば、支払いは5000円。だが、利用を重ねて残高が22万円になったとすると、支払いは1万5000円に増える。
■分割払いとの違いは?
分割払いとはどう違うのか? と、疑問に思う人もいるだろう。まず分割払いは、それぞれが独立した契約とみなされ、利用時に何回に分けて支払うか選択、自ずと支払期間も定まってくる。だがリボ払いは、すべての買い物をまとめてひとつの契約とみなし、支払残高によって支払期間や毎月の支払額が変わってくるのが特徴だ。
■リボ払いのメリット&デメリット
リボ払いのメリットは、支払額がわかりやすく、管理しやすいことだろう。特に定額払いの場合は、月5000円から始められるケースが多いため、毎月の負担も少なくて済む。
一方、デメリットは長期化しやすいこと。また、支払残高に注意しないと、いつの間にか増えている状態になり得ることだ。金利・利息手数料は残高全体にかかるので、結果的に支払う手数料が多くなることも考えられる。ボーナス時など余裕のあるときに繰り上げ返済や一括返済などを行い、支払残高をなるべく増やさないように利用するといいだろう。
クレジットカードの利用者のなかには、気軽にリボ払いを選択する人もいるようだが、仕組みを知らないといつまでも支払いが終わらないという状況にもなりかねない。きちんと理解した上で、納得してから利用することが大切だ。
文/ロックスター 西田
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