2016年09月16日 09時40分
「iPhone7」ついに発売! 初搭載の電子決済サービス “Apple Pay”の仕組みとは?
iPhoneシリーズで初めてFeliCaに対応した「iPhone7」と「iPhone7Plus」
米アップルが16日、「iPhone7」「iPhone7Plus」を発売。これらはiPhoneシリーズで初めて”FeliCa”に対応しており、「Apple Pay」という電子決済サービスを利用できる。つまり、電車やタクシー、ショッピング、レストランなどでの支払いをiPhoneのみで済ませることが可能になるのだ。日本での提供開始は10月だが、事前にその仕組みをおさえておこう。
Apple Payを利用するには、まずデバイスにSuicaやクレジットカード、プリペイドカードの情報を登録する必要がある。例えばSuicaであれば、デバイスをカードの上に置くと残額や定期区間が読み取られる。これでiPhoneをかざすだけで改札を通れるようになり、チャージも定期券の更新もクレジットカードを使ってできる。列に並ぶ必要がなくなるのは大きなメリットだろう。
クレジットカードは“QUICPay”または“iD”として割り当てられ、日本全国の対応店舗で支払いに使うことができる。Suicaで払う場合はデバイスをリーダーにかざすだけで決済が完了するが、QUICPayまたはiDを利用する場合は、Touch IDに指を載せたままかざす。クレジットカードの追加はいつでも可能だ。
現時点でApple Payを使える店舗は、ユニクロ、イオン、ビックカメラ、コジマ、マツモトキヨシ、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど。また、アプリやWebサイト上で利用可としているところもある。
■セキュリティやプライバシーに問題ない?
セキュリティやプライバシーの面でどのような配慮があるのか、気になる人も少なくないだろう。まず、実際のクレジットカード番号などの情報をアップルが共有することはない。また、Apple Payは決済の詳細も保存しないので、個人を特定されることはないとみられる。万が一、デバイスを紛失したり盗難に遭っても、Suicaの残額は回復されるとしており、「iPhoneを探す」アプリを使って紛失モードに設定すれば一時的に使用を止めることもできる。
iPhoneユーザーで電子マネーを使いたいと思っていた人は多いはず。対応店舗やサービスの拡充など、今後のさらなる広がりに期待したいところだ。
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