2015年11月13日 08時30分

【住宅ローン】変動金利はコレを知れば怖くない! 利用時のコツも紹介

「住宅ローン」を利用する前に抑えておきたい“変動金利”の知識を紹介! [拡大する]

「住宅ローン」を利用する前に抑えておきたい“変動金利”の知識を紹介!

 住宅ローンを検討する際、一番の悩みどころは、固定金利にするのか、変動金利にするのか。変動金利は低い金利が何よりの魅力だが、将来金利が上がってしまった時の不安は残る。しかも、それが理由で住宅ローンの返済ができなくなってしまうのは困る。そこで、ここでは変動金利のおさえておきたいコツについてお伝えしたい。

■毎月返済額は5年毎に見直し

 変動金利は、市場金利の変動に伴って返済期間中でも定期的に金利が変動するタイプ。原則として半年に1度、短期プライムレートの変動に応じて適用金利が変わる。また、変動金利の元利均等返済では、毎月返済額は5年毎に見直される。

 5年以内に金利が上昇した場合、6年目以降の毎月返済額の元金と利息の内訳が変わり、利息の割合が増えるという仕組みだ。また、金利が一定以上に上昇した場合に「未払利息」が発生する恐れがあり、原則的に未払利息は最終返済日に一括返済することになる。金利上昇時の「将来的な毎月返済額の変動」と「未払利息」が変動金利は怖いと感じられる大きな理由だろう。

■オススメは共働き夫婦

 変動金利に向いているのは、働き手がダブルである共働き夫婦だ。夫婦の片方だけに収入を頼りがちなケースよりも、家計に余裕がある。そこで、夫婦でガッツリ稼げるうちに住宅ローンを完済(または負担を軽くしていく)してしまおうというのがここでの趣旨。

<変動金利の抑えておきたいコツは2つ>

【1】返済期間を短く設定

 何と言っても変動金利は、固定金利に比べ金利が低いことが最大のメリット。同じ期間、同じ借入額の場合、変動金利の方が毎月の返済金額が少ない。

 したがって、「敢えて変動金利で短くローンを組む」という選択をする。金利が低く返済額も抑えられるため、固定金利で組むよりも期間を短く設定することが可能に。また、金利上昇のリスクを少なくするためにも返済期間を短くすることが重要だ。

【2】金利が低いうちにどんどん繰上返済

 低金利のうちに夫婦で力を合わせて一気に繰上返済すれば、早く完済できるというもの。つまり、低金利の恩恵をしっかり受けるためには、短期間で完済することが重要なのだ。変動金利のリスクとうまく付き合えば、このように上手に住宅ローンを返す方法はある。

 繰上返済は、その全額が元金に充当されるため、元々毎月の返済金額の中で利息部分が少ない変動金利ではより効率がよい返済となる。

 住宅ローンを組む際の一番の悩みどころであった金利タイプだが、「金利の上昇を恐れて長期の固定金利タイプを考えていたが、夫婦で頑張って繰上返済をするなら逆に変動金利で借りる方がトクだった」という事である。

 低金利の今、将来金利が上昇する可能性は十分にある。ただ、将来的に金利が上昇したとしても、その時点で借入額の残高が少なければそのリスクは抑えられるはず。変動金利の特徴をしっかり理解して、低金利の恩恵を享受したい。


<記事/江原さとみ>
ファイナンシャル・プランナー、FPオフィスなでしこ代表(http://www.fp-nadesiko.com/)。女性がしあわせな人生を選択できるためのマネーセミナー『働く女性の貯蓄術セミナー〜じぶん年金をつくろう〜』は、年金や貯蓄など丁寧かつわかりやすい講義が人気を呼び、受講者は150人を超える。また、コラムの執筆やFP相談業務も積極的に行っている。

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