マイナス金利で「住宅ローン」はどうなった? 金利の決まり方も紹介!

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マイナス金利導入後、実際に住宅ローンの金利はどうなったのだろうか?

 2016年2月、日本銀行は日本初となるマイナス金利を導入し、大手銀行の預金金利は軒並み下がった。一方で、住宅ローンの金利に注目が高まり、借り換えを検討する人は一気に増加している。では、マイナス金利導入後、実際に住宅ローンの金利はどうなったのだろうか?

■住宅ローン金利の決まり方
 住宅ローンの金利タイプは、「変動金利」「固定金利」の2つにわけられる。「変動金利」は「短期プライムレート」を基準としている。「短期プライムレート」は、日銀の政策金利に連動しているので、「変動金利」は政策金利に直接影響を受けることになる。

 一方、「固定金利」は「長期金利(新発の10年物の国債金利)」を基準としており、日銀の政策金利は直接影響せず、市場の動向の影響を受ける。とはいえ、日銀のマイナス金利導入後、長期金利は歴史上初のマイナス金利となり、「固定金利」も影響を受け低金利を推移した。

 「変動金利」「固定金利」の金利が決まる基準は異なるが、マイナス金利導入後の住宅ローン金利は「変動金利」「固定金利」ともに下がったのだ。住宅ローン金利の決まる基準を知れば、マイナス金利政策が住宅ローン金利に影響するということがわかるだろう。

■住宅ローン、過去最低金利へ
 マイナス金利導入後に各銀行は、次々に住宅ローン金利を過去最低の金利へ引き下げた。2016年3月には大手6銀行の住宅ローン借り換え件数が前年同月に比べ3.6倍増えた。

 長期固定金利住宅ローン「フラット35」の主力である「返済期間21年以上35年以下(融資率が9割以下の場合)」はマイナス金利導入後、金利が下がり続けている。金利の推移をみると、2016年3月は最低金利が1.25%(前月より−0.23%)、4月は1.19%(前月より−0.06%)、5月は1.08%(前月より−0.11%)と過去最低金利を更新している。

 しばらくは住宅ローン金利が大幅に上昇することは考えづらいが、金融政策に動きがあれば住宅ローン金利に影響があることは予想できる。特に、変動金利で借り入れしている場合は、今後の金融政策の動向に目を向けながら住宅ローン金利をチェックしていくことが大切だ。

【文/今関倫子】
ファイナンシャル・プランナー。外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナーを目指し、資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性のお客様から年間のべ200件以上の個人マネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FP Cafe登録FP。
【監修/SAKU株式会社】

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