2012年03月19日 13時48分
富士重工、「BRZ」「86」 の本格量産開始
富士重工業は、小型FRスポーツカー『スバル BRZ』と『トヨタ86』の本格量産を開始した。両車は企画、デザインを主にトヨタ自動車が、開発と生産を富士重工が手掛けており、「BRZ」は今月28日に、「86」は4月6日に発売する。
16日には群馬製作所本工場(太田市)にて富士重工の吉永泰之社長、トヨタ自動車の豊田章男社長も招いたラインオフ式を開催。豊田社長は「スバルBRZとトヨタ86は、富士重さんとトヨタでなければ、実現しなかったクルマであり、"もっといいクルマをつくる"ために始めた提携が、確実に実を結んだことを本当に嬉しく思っています」とコメント。吉永社長は「本日の生産開始は一つの大きなステップですが、決してゴールではありません。トヨタ、スバルそれぞれで、絶え間なく磨き続け、長くお客様に愛され続けるモデルとして育てていきたい」と意気込んだ。
2005年に10月に業務提携の基本合意をした両社は、“開発・生産における協力関係のさらなる発展拡大”のもとでFRスポーツカーの共同開発を開始。約4年間の開発期間を経て「BRZ」「86」を発表。「86」は発表から約1ヶ月で月間目標の7倍となる約7000台の受注を記録するなど、大きな注目を集めている。