2017年02月22日 09時40分

冬は乗車前にボンネットを叩こう “猫バンバン”の大切さ

狭いところに“猫”が入り込んでいないかチェックしよう(写真はイメージ) [拡大する]

狭いところに“猫”が入り込んでいないかチェックしよう(写真はイメージ)

 今日2月22日は「猫の日」。この時期になると、温かく狭い場所を好む猫たちが、自動車の周辺などでくつろぐ愛らしい姿をよく目にするが、人間の目に触れにくい場所に入り込んでいたために、存在に気付かずエンジンをかけ、痛ましい事故になるケースも決して少なくない。そんな事故防止法として、ここ数年話題となっているワードが“猫バンバン”だ。その必要性とやり方を改めて紹介する。

■“猫バンバン”とは?

 そもそも“猫バンバン”とは、車の周辺もしくは車体に入り込んで寒さをしのぐ猫に対し、音を鳴らすことで事故防止を促す対策方法の愛称。2015年より『猫バンバンプロジェクト』を発足した日産自動車によると、取り組み開始当時から多くの賛同の声が届いたという。現在までに、SNSのハッシュタグ「#猫バンバン」を含むツイート数は約25万回超、同社オリジナルの動画再生回数に至っては約140万回を超え、大きな話題となっている。同社調査によれば、猫が入り込む場所は、自動車の下が最も多く、ほかにもタイヤの上やエンジンルーム周辺など、すぐに見つけにくい場所に入り込む猫もいたケースもあったとか。

■どのようなチェックをしたら?

 猫がいるかどうかの確認方法はいくつかある。自動車のボンネット周辺を叩いたり、実際にボンネットを開けてみたり、車体の下やタイヤ周りなどを目視するほか、人間の気配を警戒して、エンジンルームなど奥に入り込んでしまう場合もあるので、自動車から鳴き声が聞こえるかどうかも注意して確認しよう。万が一、猫が出てこなかったり、気づかずにエンジンをかけてしまったり、事故が起きてしまった場合、エンジンにも影響が及ぶケースもあるので、日本自動車連盟(JAF)や近くのディーラー、修理工場などに依頼をしよう。

 猫は、冬の寒い日だけではなく、雨の日や夏の暑い日にも、自動車周辺で休んでいることが多い。“猫バンバン”をするというひと手間が、事故や車の故障などを防ぐだけでなく、小さな命を救うことにつながる。冬に限らず習慣にした方が良いだろう。

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