ペット保険は掛け持ちできる? メリットと注意点をFPが解説

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ペット保険は掛け持ちできるのか、メリットと注意点をFPが解説(画像はイメージ)

 大切なペットが病気やけがをしたときに備えるためのペット保険。保険金が医療費用の70%や50%となる保険が多いため、治療費の全額を保険で賄おうと、ふたつ以上の保険へ同時加入を検討する飼い主もいるだろう。だが、ペット保険への複数加入は本当にメリットがあるのだろうか。また、注意すべき点はあるのか。ファイナンシャルプランナーで節約アドバイザーとしても活躍する丸山晴美さんに聞いた。

■複数加入で100%補償が可能に

 ペット保険に複数加入していた場合、保険料はどのように支払われるのだろうか。「ペットの治療費のうち何%が保険金として支払われるかは、契約によって定められている『補償割合』で決まります。補償割合は商品によって異なりますが、『50%』『70%』『100%』のいずれかに設定されているものがほとんどです。たとえば、補償割合50%の保険に加入している場合、治療に10万円がかかれば、半額の5万円が保険金として支払われる計算です。これに対して、補償割合50%の保険へ同時にふたつ加入していれば、補償割合は合わせて100%。治療費10万円が全額補償されることになります」(丸山晴美さん、以下略)。

 では、70%と50%の保険に同時加入したら、120%の保険金が給付されるのだろうか。「保険金の支払いは、あくまでも実費を100%とする範囲内なので、治療費を超えて給付を受け取ることはできません」。100%を超える分の保険料は、無駄になってしまうので注意が必要だ。

■複数加入するときは必ず保険会社に通知を

 また、ペット保険に複数加入する場合には、必ず「告知義務」が発生するという。「もしふたつ目のペット保険に加入したら、その保険会社のほかに、もともと契約している保険会社に対しても複数加入した旨をきちんと伝えなければいけません。この告知を怠ると『告知義務違反』となり、保険金が支払われなかったり、契約が解除される場合もあるので気をつけましょう」。

 人間と違い、健康保険制度がないペットたち。治療費も明確な料金設定があるわけではないため高額になりがちだが、複数のペット保険に加入した場合、毎月支払う保険料は高くなる。ペットの治療費を用意できるか不安な人は、複数加入して補償割合を高めるのもいいけれど、はじめから補償割合が高いペット保険を選びたい。また、補償割合だけでなく、対象となる治療の範囲や特約なども商品ごとに異なる。ペット保険への加入を検討するときは、いろいろな商品を見比べて、ペットにとってはもちろんのこと、自分の家計にもあったプランを吟味しよう。

(文/藤あまね)

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