ペット保険はいらない?加入の必要性について解説
この記事では、ペット保険の概要や、加入が必要なケース・必要ないケースなどについて解説します。
目次
■ペット保険は治療費の一部を補償する保険
■ペット保険はいらないと思われている理由
└すべての病気やケガが補償されるわけではない
└掛け捨てである
└ペットが健康だから必要ない
└全額補償されない
└免責金額がある
■ペット保険で補償対象外になるもの
└既往症や先天性異常の治療
└予防行為
└サプリメントや一部の漢方薬
└健康体に施す処置(避妊手術など)
└歯石取り
■なぜペット保険に加入したほうがいい?
└治療費が高額になってきている
└病院によって治療費に差がある
└ペットの治療費は自己負担である
└ペットが長寿命化している
└加入の制限がある
└犬種や猫種でかかりやすい病気がある
└特約を利用できる
■ペット保険がいらないケース
└必要な治療内容が補償対象ではない
■大切な家族のためにペット保険の加入を
■ペット保険は治療費の一部を補償する保険
■ペット保険はいらないと思われている理由
└すべての病気やケガが補償されるわけではない
└掛け捨てである
└ペットが健康だから必要ない
└全額補償されない
└免責金額がある
■ペット保険で補償対象外になるもの
└既往症や先天性異常の治療
└予防行為
└サプリメントや一部の漢方薬
└健康体に施す処置(避妊手術など)
└歯石取り
■なぜペット保険に加入したほうがいい?
└治療費が高額になってきている
└病院によって治療費に差がある
└ペットの治療費は自己負担である
└ペットが長寿命化している
└加入の制限がある
└犬種や猫種でかかりやすい病気がある
└特約を利用できる
■ペット保険がいらないケース
└必要な治療内容が補償対象ではない
■大切な家族のためにペット保険の加入を
ペット保険は治療費の一部を補償する保険
人間と違ってペットには公的な保険がありませんから、動物病院でかかった費用はすべて飼い主の自己負担です。入院や手術が必要になった場合は、医療費が数十万円に上ることもあり、家計への大きな負担となるでしょう。場合によっては、費用によって治療をあきらめざるをえないということが起こるかもしれません。
そういった際に、ペット保険に加入していれば一部の治療費が補償されるため、安心してペットに必要な治療を受けさせられます。
ペット保険はいらないと思われている理由
保険に加入せずに「自分で積み立てて貯蓄する」という考え方もありますが、万が一、ペットが早期に大きな病気になったり、長期の通院が必要になったりするなど、医療費がかさむ可能性があります。ここでは、ペット保険がいらないと思われる理由について見ていきましょう。
すべての病気やケガが補償されるわけではない
また、過去にかかった病気によっては、加入できない場合もあります。
掛け捨てである
ペットが健康だから必要ない
全額補償されない
免責金額がある
ペット保険で補償対象外になるもの
ここでは、ペット保険で補償対象外になるものについて見ていきましょう。
既往症や先天性異常の治療
また、歯周病、膝蓋骨脱臼(パテラ)、椎間板ヘルニア、股関節形成不全など、基本的な病気やケガでも、保険会社によっては補償対象とならない場合があるので注意が必要です。
予防行為
サプリメントや一部の漢方薬
健康体に施す処置(避妊手術など)
ただし、ほかの病気(乳腺腫瘍など)の治療の一環として避妊手術を行った場合には、その治療費が補償対象となることもあります。
なお、自治体によっては、犬・猫の去勢・避妊手術の費用の一部を補助してくれるところもありますので、自治体に確認してみてください。
歯石取り
ただし、すでに歯肉炎や歯周病などにかかっていて、治療の一環として行われた場合は、補償の対象になることもあります。
なぜペット保険に加入したほうがいい?
しかし、そういったことを踏まえても、ペット保険の加入は検討すべきといえます。ここでは、ペット保険に加入したほうがいい主な理由について見ていきましょう。
治療費が高額になってきている
病院によって治療費に差がある
ペットの病気やケガは予測できるものではなく、いざというときは診療費の安い病院を探す余裕があるとは限らないでしょう。どの病院でもペットに万全な治療を受けさせるため、ペット保険に加入しておくと安心です。
ペットの治療費は自己負担である
また、日本獣医師会が2015年に実施した「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査」では、犬・猫の一般飼育者へのアンケートが行われました。その結果によると、1ヵ月あたりの動物病院での費用は犬(大型犬)が平均9,281円、猫は6,991円となっており、月に一度通院すると仮定して、1年間で数万円〜10万円前後の金額が必要になることがわかります。手術や入院が必要になる場合は、さらに治療費が高額になることもあり、1日の入院で数万円、数日の入院と手術で20万〜30万円程かかるケースもあります。
高額の請求に慌てないため、またペットに万全の治療を受けさせるために、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。
ペットが長寿命化している
このように、ペットの平均寿命が延びている背景には、動物医療の発展や飼育環境の向上、ペットフードの品質の向上などが考えられていますが、高齢になるほど病気やケガのリスクは高まります。
加入の制限がある
ペットが年を取って病気やケガが多くなってきて、いざペット保険が必要になったときには、既に年齢条件や持病のために加入できない、などということもあるでしょう。少しでもペット保険の必要性を感じるなら、早めに加入しておいたほうがいいかもしれません。
犬種や猫種でかかりやすい病気がある
犬の場合、チワワやマルチーズは心疾患にかかりやすく 、ミニチュアダックスフンドは椎間板ヘルニアにかかりやすいことがわかっています。また、基本的にどの犬種でも発症しやすいのが外耳炎です。軽度の場合は点耳薬を差すだけですが、重症の場合は何度も通院して治療を受けなければなりません。
皮膚炎にかかる犬も多く、通院して薬をもらったり、シャンプーやトリミングに通ったりするケースもあります。さらに、子犬は環境の変化に弱く、免疫力や体力が低いため、ウイルスや寄生虫が原因で下痢・嘔吐が起こりやすくなります。
猫はそもそも虫歯になりにくいですが、歯石の付着により細菌感染が起こると、歯周病になりやすくなります。混血猫の場合はかかりやすい病気が特定しにくいため、歯周病や歯肉炎に注意するといいでしょう。アメリカン・ショートヘアーは、遺伝的に腎泌尿器疾患にかかりやすいとされており、糖尿病などの肥満につながる疾患も多く報告されています。スコティッシュフォールドは、骨軟骨異形成症や心疾患にかかりやすいことがわかっています。
日頃からペットの健康管理・口腔管理に気をつけて、健康に過ごせているとしても、長く暮らしているうちに、何らかの病気やケガに見舞われる可能性は否定できません。特に高齢になると、どうしても病気にかかりやすくなってしまうので、治療を受ける頻度も高くなります。
特約を利用できる
・賠償責任特約
賠償責任特約とは、他人を咬んだり、物を壊したり、他のペットと喧嘩をしたりと、ペットが他人や他人の物に損害を与えたことで、法律上の賠償責任が発生した際の費用をサポートする特約です。
・火葬費用特約
火葬費用特約とは、ペットが亡くなったときの火葬費用をサポートする特約です。「葬祭保険金特約」や「セレモニー費用特約」と呼んでいる保険会社もあります。
ペット保険がいらないケース
必要な治療内容が補償対象ではない
このように、受けたい治療が補償対象外になっている場合は、ペット保険は不要と判断してもいいかもしれません。
大切な家族のためにペット保険の加入を
しかし、年々ペットの医療費は上がっており、ある日急に高額な医療費が必要になることもあります。そのようなシーンに備えておくためにも、やはりペット保険は必要といえるでしょう。補償の範囲は保険会社やプランによってさまざまですが、月の保険料が1,000円前後といった低価格に設定されているプランもありますので、お守り代わりとして加入しておくと安心です。
家庭の経済状況やリスクの許容度を考慮した上で、ご自身とペットにぴったり合ったプランを選ぶことをおすすめします。