犬のワクチンの種類は?予防接種の費用・適切なスケジュールも解説

犬のワクチンの種類は?予防接種の費用・適切なスケジュールも解説

犬の健康を守るためには、適切なワクチン接種が欠かせません。

特に、狂犬病ワクチンは法律で義務付けられており、混合ワクチンも感染症の予防に重要な役割を果たします。しかし、ワクチンの種類や接種のタイミング、費用の目安などについて、詳しく知らない飼い主の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、犬のワクチンの種類や特徴予防接種にかかる費用、子犬・成犬それぞれに適した接種スケジュールを詳しく解説します。また、安全にワクチンを受けるための注意点や、副反応への対処法についても紹介します。

愛犬の健康を守るために、正しい知識を身につけ、適切なワクチン接種を心がけましょう。
まさの森・動物病院 院長 安田賢

監修者 まさの森・動物病院 院長 安田賢

日本獣医生命科学大学卒業。
幼少期より動物に興味を持ち、さまざまな動物の飼育経験を持つ。
2012年11月、石川県金沢市にまさの森・動物病院を開業。

※監修は医療情報についてのみであり、ペット保険への加入を推奨するものではありません。

mokuji目次

  1. 犬のワクチンの種類と特徴
    1. 狂犬病ワクチン
    2. 混合ワクチン
  2. 犬の予防接種にかかる費用の目安
  3. 子犬から成犬までの適切な予防接種のタイミング
    1. 子犬の初回接種プログラムの組み方
    2. 成犬の定期接種と追加接種の間隔
  4. 安全なワクチン接種のための注意事項
    1. 接種前後の生活での配慮ポイント
    2. 気をつけたい副反応とその対処法
  5. 適切なワクチン接種で愛犬の健康を守ろう

犬のワクチンの種類と特徴

犬のワクチンの種類と特徴

愛犬の健康を守るためには、適切なワクチン接種が欠かせません。犬のワクチンは大きく分けて「狂犬病ワクチン」と「混合ワクチン」の2種類があります。

狂犬病ワクチンは法律で義務付けられているのに対し、混合ワクチンは飼い主の判断で接種するものです。

狂犬病ワクチンは年に1回の接種が必要で、狂犬病という命に関わる病気から愛犬と人間を守ります。一方、混合ワクチンは複数の感染症を一度に予防できる効果的な手段で、犬の生活環境や年齢に応じて最適な種類を選ぶことが大切です。

どちらのワクチンも接種時期や頻度が異なるため、かかりつけの獣医師と相談しながら、愛犬に合った接種スケジュールを立てましょう。
狂犬病ワクチンと混合ワクチン

分類

狂犬病ワクチン

混合ワクチン

接種義務

生後91日以上の全ての犬に義務付け

任意(生活環境に応じて選択)

接種頻度

年1回(法定)

1〜3年に1回(種類による)

予防できる病気

狂犬病のみ

2種〜10種の複数の感染症

接種時期

・初回:生後91日以降
・以降:毎年1回(4〜6月推奨)

・初回:生後6〜8週から開始
・追加:3〜4週間隔で計3〜4回
・以降:1〜3年に1回

費用目安

3,000円〜4,000円

5,000円〜12,000円(種類による)

未接種の場合

20万円以下の罰金の可能性あり

・ペットホテルやドッグラン、トリミングサロンの利用制限
・感染症リスクの増加

特徴

・人獣共通感染症の予防
・致死率がほぼ100%の狂犬病を予防

・複数の感染症を一度に予防
・生活環境に応じて種類を選択可能

接種場所

・集団接種会場
・動物病院

・動物病院のみ

狂犬病ワクチン

狂犬病ワクチンは、狂犬病予防法により生後91日以上のすべての犬に対して年1回の接種が義務付けられています。

狂犬病は人間を含むすべての哺乳類に感染する危険な人獣共通感染症で、発症するとほぼ100%の確率で死に至る恐ろしい病気です。
狂犬病発症の段階と主な症状・特徴

発症段階
(期間)

主な症状

特徴

前駆期
(1週間〜1年以上 ※平均1ヶ月)

・性格の変化と行動の異常
・憂鬱・倦怠
・遠吠え
・瞳孔散大
・かゆみ

・初期症状として現れる
・この段階での早期発見が重要

興奮期
(初期症状の後)

・興奮状態
・異食行動
・吠え声の変化
・光や音に対する過敏反応
・嚥下困難

・攻撃性が増す
・特徴的な症状が現れる時期

麻痺期
(興奮期の後)

・全身麻痺
・歩行不能
・よだれ
・昏睡状態

・最終的に死に至る
・この段階では治療困難

日本国内では、1957年以降は狂犬病の発生は報告されていませんが、海外からのウイルス侵入の可能性は常にあります。そのため、愛犬だけでなく飼い主や周囲の人々の安全を守るためにも、狂犬病ワクチンの接種は非常に重要と言えるでしょう。

接種を怠った場合20万円以下の罰金が科される可能性もあるため、必ず毎年の接種を心がけてください。一般的に接種は4月から6月の期間に行われることが多いですが、動物病院では通年で接種が可能です。

混合ワクチン

混合ワクチンは、犬がかかりやすい複数の感染症を一度に予防できるワクチンです。

コアワクチンノンコアワクチンがあり、その組み合わせが2種から5種、8種、10種類などさまざまあります。愛犬の生活環境や年齢、健康状態に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
混合ワクチンの種類と予防対象疾病

混合ワクチン

予防できる病気

推奨される犬の条件

2種混合

・犬ジステンパーウイルス感染症
・犬パルボウイルス感染症

基本的な予防が必要な犬

3種混合

上記2種+
・犬アデノウイルス2型感染症

基本的な予防が必要な犬

4種混合

上記3種+
犬パラインフルエンザ

他の犬との接触機会が少ない犬

5種混合

上記4種+
犬パルボウイルス感染症

他の犬との接触機会が少ない犬

6種混合

上記5種+
犬コロナウイルス感染症

・室内飼いのシニア犬
・アレルギー反応が心配な犬

8種混合

上記6種+
犬レプトスピラ感染症2種

・川などの水辺によく出かける犬
・他の動物との接触が多い犬

10種混合

上記6種+
犬レプトスピラ感染症4種

・川などの水辺によく出かける犬
・他の動物との接触が多い犬

※料金はあくまで一例であり、動物病院によって異なります。
たとえば、散歩などにあまり出かけない室内飼いのシニア犬や、アレルギー反応が心配な場合は6種混合ワクチン、川や湖など水辺に行く機会が多い犬や他の動物との接触が多い犬には8種以上の混合ワクチンが適しています。混合ワクチンの接種は法律で義務付けられているわけではありませんが、愛犬の健康を守るために重要な役割を果たします。

なお、ペットホテルドッグラントリミングサロンなどの施設を利用する際には、混合ワクチンの接種証明が求められる場合もあるため、施設利用の予定がある場合は事前に確認しておくとよいでしょう

コアワクチン

コアワクチンとは、世界小動物獣医師会(WSAVA)のガイドラインで「すべての犬に接種するべき」とされているワクチンのことです。

犬の生活環境や地域に関わらず、基本的に全ての犬に必要とされる重要な予防接種といえます。
感染症名:犬ジステンパーウイルス感染症

主な症状

感染経路

特に予防が必要なケース

発熱、鼻水、食欲不振、結膜炎、けいれん発作、後躯麻痺

感染犬の分泌物(よだれ、鼻水)からの空気感染

子犬期から若齢犬(免疫力が未発達のため)

感染症名:犬伝染性肝炎

主な症状

感染経路

特に予防が必要なケース

高熱、嘔吐、肝臓や肺の炎症、角膜混濁(ブルーアイ)

感染犬の分泌物との接触

1歳未満の子犬(重症化しやすい)

感染症名:犬アデノウイルス2型感染症

主な症状

感染経路

特に予防が必要なケース

乾いた咳、呼吸器症状

感染犬との直接接触、飛沫感染

多頭飼育環境や他の犬と接触機会が多い犬

感染症名:犬パルボウイルス感染症

主な症状

感染経路

特に予防が必要なケース

嘔吐、激しい下痢、血便

感染犬の糞便との接触(環境中で長期間生存可能)

子犬、シニア犬(致死率が高い)

具体的には、犬ジステンパーウイルス感染症、犬伝染性肝炎、犬パルボウイルス感染症などの致死率の高いウイルス性感染症を予防します。

日本では一般的に混合ワクチンとして年1回の接種が行われていますが、世界的には3年に1回の接種が標準とされています。接種間隔については、獣医師と相談しながら愛犬の状態に合わせて決めるとよいでしょう。

ノンコアワクチン

ノンコアワクチンは、飼育環境や地域の感染状況に応じて接種を検討するワクチンです。コアワクチンと比べると優先度は低いものの、特定の環境下では重要な役割を果たします。
感染症名:犬パラインフルエンザウィルス感染症

主な症状

感染経路

特に予防が必要なケース

くしゃみ、咳、鼻水などの呼吸器症状

飛沫感染、直接接触

ドッグランやペットホテル利用など集団で過ごす機会が多い犬

感染症名:犬コロナウイルス感染症

主な症状

感染経路

特に予防が必要なケース

下痢、嘔吐、脱水

感染犬の糞便からの経口感染

子犬(重症化リスクが高い)、多頭飼育環境の犬

感染症名:犬レプトスピラ感染症(2種または4種)

主な症状

感染経路

特に予防が必要なケース

肝炎、腎炎、黄疸、発熱

げっ歯類の尿などで汚染された土壌・水からの感染

川遊びやキャンプなど水辺によくに行く犬、野生動物と接触機会がある環境の犬

主に不活化ワクチンのタイプが多く、体への負担は比較的少ないとされています。ただし、効果の持続時間が生ワクチン(コアワクチンの主体)より短いため、年1回の接種が一般的です。

なお、レプトスピラ症は「病原性レプトスピラ」という細菌に感染することで引き起こされる人獣共通感染症のため人も注意しましょう。

愛犬の生活スタイルによってノンコアワクチンの必要性は変わります。他の犬との接触が多い場合や、野外活動が多い場合などは接種を検討すると良いでしょう。かかりつけの獣医師に相談し、地域の発生状況なども考慮しながら判断することをおすすめします。

犬の予防接種にかかる費用の目安

犬の予防接種にかかる費用の目安

犬のワクチン接種にかかる費用は、ワクチンの種類や接種方法によって異なります。

狂犬病ワクチンの場合、自治体が実施する集団接種では3,000円前後の基本料金に加えて、「狂犬病予防注射済票」の交付手数料550円が発生します。

一方、動物病院個別に接種する場合は、3,000〜4,000円程度がかかるケースが多いでしょう。
狂犬病ワクチンの接種方法別費用

接種方法

基本料金

追加費用

自治体による集団接種

3,000円前後

550円(注射済票交付手数料)

動物病院での個別接種

3,000〜4,000円

混合ワクチンについては、含まれる予防成分の数によって料金が変動し、2種混合であれば3,000〜5,000円程度から10種混合になると8,000〜12,000円程度までと幅があります。病院によっては初診料なども別途必要になる場合があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

なお、ワクチン接種はペット保険の補償対象外となっていることが一般的ですので注意が必要です。
混合ワクチンの種類別費用の目安

混合ワクチンの種類

費用(1回分)

主な対象

2種混合

3,000〜5,000円

基本的な予防のみ必要な犬

3種混合

3,000〜5,000円

基本的な予防のみ必要な犬

4種混合

5,000〜6,000円

他の犬との接触が少ない犬

5種混合

5,000〜7,000円

他の犬との接触が少ない犬

6種混合

5,000〜8,000円

シニア犬・アレルギー体質の犬

8種混合

6,000〜9,000円

外出機会が多い・接触機会が多い犬

10種混合

8,000〜12,000円

野外活動が多い・他の動物と接触が多い犬

※料金はあくまで一例であり、動物病院によって異なります。

子犬から成犬までの適切な予防接種のタイミング

子犬から成犬までの適切な予防接種のタイミング

犬のワクチン接種は、年齢に応じて適切なタイミングで行うことが重要です。子犬の時期は母犬から受け継いだ免疫力が徐々に低下していくため、この時期に合わせたワクチン接種が必要となります。

一方、成犬になってからは定期的な追加接種によって免疫力を維持していくことが大切です。
ワクチン接種のタイミング

対象年齢

必須の接種/任意の接種

備考

生後0〜5週

必須:なし
任意:なし

・母犬からの抗体で保護

生後6〜8週

必須:なし
任意:混合ワクチン1回目

・体調を見ながら開始

生後9〜11週

必須:なし
任意:混合ワクチン2回目

・3〜4週間の間隔を確保

生後12〜14週

必須:なし
任意:混合ワクチン3回目

・基礎免疫の完成へ

生後91日以降

必須:狂犬病ワクチン
任意: -

・法律で義務付け

生後6ヶ月〜1歳

必須:-
任意:混合ワクチン4回目

・免疫力の強化

1歳以降

必須:狂犬病ワクチン(年1回)
任意:コアワクチン(3年に1回)
任意:ノンコアワクチン(年1回)

・生活環境に応じて調整

このスケジュールはあくまで目安であり、愛犬の体調や体質によって調整が必要なケースもあります。また、地域の流行状況や愛犬の生活環境によっても適切な接種間隔は変わってくるでしょう。

ワクチン接種後は約2〜3週間で免疫が完成すると言われていますが、それまでは感染リスクがあることを念頭に置いておくことが大切です。

子犬の初回接種プログラムの組み方

子犬を家族に迎えたら、まずは健康状態を確認してからワクチン接種プログラムを組み立てましょう。

生後すぐの子犬は母犬から抗体を受け継いでいるため、この抗体が徐々に減少するタイミングに合わせてワクチン接種を開始することが理想的です。

一般的に混合ワクチン生後6〜8週頃から開始し、3〜4週間間隔で計3回の接種を行うことが多いようです。母犬から譲り受けた抗体は個体差があるため、複数回接種することで確実に免疫をつけていきます。

狂犬病ワクチンは、法律により生後91日以上の犬に接種することが義務付けられています。

初回接種後は毎年1回の追加接種が必要となるので、忘れずに行いましょう。なお、子犬の散歩デビューは最後のワクチン接種から2〜3週間後が目安と言われています。
なお、副作用のリスクが高まることから、混合ワクチンと狂犬病ワクチンの同時接種は推奨されていません

どの程度の間隔をあけるかの判断は動物病院によって異なりますが、狂犬病ワクチンのあとは1週間以上、混合ワクチンのあとは1ヶ月以上、それぞれ間隔をあけてから他のワクチンを接種することを推奨する動物病院も多いようです。

成犬の定期接種と追加接種の間隔

成犬の場合、狂犬病ワクチンは年に1回の接種が法律で定められています。一般的に4月から6月の間に自治体による集団接種が行われることが多いですが、動物病院でも通年で接種可能です。

混合ワクチンは、コアワクチンとノンコアワクチンで接種間隔が異なります。

世界小動物獣医師会(WSAVA)のガイドラインによれば、コアワクチンは3年に1回の接種で十分とされていますが、日本では毎年接種することが一般的です。

一方、ノンコアワクチンは効果の持続時間が短いため、年1回の接種が適切とされています。
シニア犬やアレルギー体質の犬など、ワクチン接種によるリスクが心配な場合は、事前に抗体検査を行うことも一案です。血液検査で十分な抗体量があることが確認できれば、接種間隔を延ばすことも検討できるでしょう。かかりつけの獣医師と相談しながら、愛犬に最適な接種計画を立てることをおすすめします。

狂犬病ワクチンと混合ワクチンの接種間隔については、成犬の場合も子犬と変わりません。

安全なワクチン接種のための注意事項

安全なワクチン接種のための注意事項

ワクチン接種は愛犬の健康を守るために重要ですが、より安全に効果的に行うためにはいくつかの注意点があります。接種前後の生活管理や副反応に対する備えを適切に行うことで、愛犬のワクチン接種をスムーズに進めることができるでしょう。

特に初めてワクチンを受ける子犬や、過去に副反応が出たことのある犬は、より慎重な対応が求められます。愛犬の健康状態を日頃からよく観察し、異変に気づけるようにしておくことも大切なポイントです。

接種前後の生活での配慮ポイント

接種前

すべきこと

避けるべきこと

観察ポイント

・健康状態の確認
・普段通りの食事
・獣医師への報告事項確認

・シャンプー
・激しい運動
・新しい食事

・体調
・食欲
・便の状態

接種当日

すべきこと

避けるべきこと

観察ポイント

・静かに過ごす
・水分補給
・獣医師の指示に従う

・激しい運動
・ストレスとなる環境変化
・新しい食事

・元気の有無
・接種部位の腫れ
・嘔吐や下痢

接種後2〜3日

すべきこと

避けるべきこと

観察ポイント

・普段通りの生活に戻す
・適度な散歩
・十分な観察

・長時間の激しい運動
・接種部位のこすりつけ
・他の犬との過度な接触

・食欲の変化
・元気レベル
・異常な症状の有無

ワクチン接種前には、愛犬の体調が良好であることを確認しましょう。

発熱や食欲不振など体調不良の兆候がある場合は、接種を延期することをおすすめします。また、直近で他のワクチンを接種したり、投薬治療を受けていたりする場合は、必ず獣医師に申告しましょう。

接種当日はシャンプーや激しい運動を避け、愛犬に余計なストレスをかけないようにすることが大切です。

当日の食事は普段通りとし、初めての食べ物や間食は控えましょう。万が一、接種後に体調不良が起きた時に、食べ物の影響なのかワクチンの副反応なのか判断が難しくなるためです。

接種後2〜3日間は、愛犬の様子をよく観察し、激しい運動や入浴は控えるようにしましょう。

特に多頭飼育の家庭では、ワクチン接種をした犬と他の犬とのじゃれあいも控えめにするとよいでしょう。

気をつけたい副反応とその対処法

ワクチン接種後は、一部の犬で副反応が現れることがあります。

典型的な症状としては、
嘔吐
下痢
食欲不振
発熱
などが挙げられます。

また、接種部位が腫れる顔が腫れるムーンフェイス)といった反応が出ることもあります。これらは通常、一過性のもので、数日で改善することがほとんどです。
特に注意すべきなのは、アナフィラキシーショックと呼ばれる重篤なアレルギー反応です。

接種後30分以内に発生することが多く、呼吸困難心拍の乱れ血圧や意識の低下などの症状が急激に現れます。このような状態は生命に関わる緊急事態であるため、すぐに動物病院へ連絡し、指示を仰ぐことが必要です。

副反応が心配な場合は、ワクチン接種を午前中の早い時間に予約すると安心です。万が一の際に、診療時間内に病院へ連絡できるためです。

また、ワクチン接種後に重篤な症状が出ないかどうかを確認するため、病院と相談のうえ、接種後30分ほど待合室で待たせてもらうのもよいでしょう。

適切なワクチン接種で愛犬の健康を守ろう

犬のワクチン接種は、愛犬の健康を守るための重要な健康管理の1つです。狂犬病ワクチンは法律で義務付けられていますが、混合ワクチンも愛犬の生活環境に合わせて適切に接種することで、さまざまな感染症から守ることができます。

子犬から成犬までの適切なタイミングでワクチンを接種し、接種前後の生活にも配慮することで、より安全に効果的な予防が可能になります。

万が一、愛犬が病気になった場合の治療費に備えて、ペット保険への加入も検討するとよいでしょう。予防接種は多くのペット保険では補償対象外ですが、その後の病気や怪我に対する医療費をカバーできるため安心です。

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まさの森・動物病院 院長 安田賢

監修者 まさの森・動物病院 院長 安田賢

日本獣医生命科学大学卒業。
幼少期より動物に興味を持ち、さまざまな動物の飼育経験を持つ。
2012年11月、石川県金沢市にまさの森・動物病院を開業。
・獣医がん学会
・日本エキゾチックペット学会
・鳥類臨床研究会(鳥類臨床研究会認定医)
・爬虫類・両生類の臨床と病理のための研究会
 ●まさの森・動物病院(外部リンク)

※監修は医療情報についてのみであり、ペット保険への加入を推奨するものではありません。

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