もし事故相手が「無保険車」だったら… 損害はどうカバーする?

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もし事故相手が保険に加入していなかったら……自身の損害はどうカバーすればいい?

 交通事故に遭った時、相手が対人・対物賠償保険のような任意の自動車保険(以下、任意保険)に無制限で入っていれば、ケガの治療費や車の修理費などは過失割合に応じてきちんと支払われる。だが、事故相手が必ず保険に加入しているとは限らない。その場合、自身の損害はどうカバーすればいいのか? 詳しく解説する。

■日本では25%以上が無保険車!?

 「無保険車」は、「自賠責保険にすら加入していない車」のことを指すと思われがちだが、実は「任意保険に加入していない車」「運転者が年齢条件違反などの理由により保険金が支払われない車」も含まれる。日本の対人・対物賠償保険の加入率はともに73.4%(※)であるため、25%以上が無保険車の可能性があるといえるだろう。

■無保険車によるケガは自分の任意保険でカバー

 無保険車との事故で負ったケガの治療費や慰謝料といった損害においては、任意保険の「人身傷害保険」や「無保険車傷害保険」に加入していれば利用することができる。

 人身傷害保険は、自動車事故によるケガや死亡時の損害が補償される保険だ。歩行中も補償対象となる商品もあるが、契約車に限定される商品もあるため、契約内容および事故状況によっては支払われないこともある。

 無保険車傷害保険では、人身傷害保険から保険金の支払いを受けられない場合や自賠責保険と無保険車傷害保険の保険金額の合計が人身傷害保険の金額より多い場合などに支払われる。ただし、補償されるのは契約車に乗車中の事故によって死亡または後遺障害を被った場合のみ。後遺障害とならないケガは対象とならないので要注意だ。

■車が壊れたときはどうする?

 人身傷害保険や無保険車傷害保険は、あくまで「人」への補償。もし車などが壊れ、対物賠償保険を契約していない運転者へ修理費などを請求する場合は、相手方へ直接請求する必要があり、損害額は相手から直接支払われることになる。そのため、事故相手に支払う余力がなかったりすると、時間がかかってしまう可能性もある。そんなときは車両保険の利用が可能だが、次年度の等級は3等級下がるので、使うかどうかは契約している保険会社に相談すると安心だ。

 どんなに安全運転を心がけていても、避けられない事故はある。任意保険は、自分が加害者になった時に効果を発揮する保険というイメージが強いが、実は事故相手が無保険車で損害を被った場合に守ってくれる保険でもあるのだ。今一度、契約している保険の種類や、補償される運転者の範囲・年齢をしっかり確認しておこう。

※日本損害保険協会『自動車保険 都道府県別加入率(2014年3月末)』より抜粋

<記事/江原さとみ>
ファイナンシャル・プランナー、FPオフィスなでしこ代表(http://www.fp-nadesiko.com/)。女性がしあわせな人生を選択できるためのマネーセミナー『働く女性の貯蓄術セミナー〜じぶん年金をつくろう〜』は、年金や貯蓄など丁寧かつわかりやすい講義が人気を呼び、受講者は150人を超える。また、コラムの執筆やFP相談業務も積極的に行っている。

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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