高額賠償も…「自転車事故」の現状解説 事故の約4割が24歳以下

死傷者数は交通事故全体の約15%!? 「自転車事故」の現状とは? [拡大する]

死傷者数は交通事故全体の約15%!? 「自転車事故」の現状とは?

 2013年の1年間で12万1040件もの事故が発生している自転車。対自動車、対歩行者、自転車同士など、事故の当事者のどちらか一方が自転車乗用中の事故は、実に4分20秒に1件の割合で起こっているのが実態だ。では、自転車事故によってどのぐらいの死傷者が発生しているのか。近年の現状について詳しく解説する。

 自転車事故による死傷者数は12万529人(2013年)。自動車事故を含めた「交通事故全体」の死傷者数に占める割合は15.3%に達する。この割合は、歩行中の死傷者に比べて約2倍で、自転車は歩行者よりも事故に遭う確率が高いと言える。

 自転車の事故を運転者の年齢別に見ると、最も多いのが16〜24歳の若者で全体の22%を占める。15歳以下の子どもも全体の17.8%となっており、24歳以下が全体の約40%に達している。

 ただ、高齢化社会とあって、高齢者による自転車事故も無視できない。65歳以上の自転車による事故は18.2%と、子どもによる事故の割合と遜色ないのだ。

 また、年間約12万件発生する自転車事故の8割以上を占めるのが、自動車との事故。事故の種類としては「出会い頭」が最も多く、半数以上を占めている。

 次に多いのが左折また右折時の衝突だが、近年増加傾向にあるのが自転車同士または自転車と歩行者との事故だ。件数では自転車、歩行者ともに年間2000〜3000件ぐらいで、自転車事故全体に占める割合は小さいが、約15年前の1999年頃との比較ではどちらも3倍以上に増えている。中には、自転車走行中に歩行者に衝突し死傷させてしまい、高額な損害賠償請求を請求されるケースも出ている。

まとめ
・自転車事故は年間約12万件発生。約4分20秒に事故1件の割合
・事故による死傷者数は交通事故全体の約15%
・事故の約4割は、24歳以下の若者と子ども
・自転車同士、対歩行者の事故は15年前に比べ3倍以上増加

(文/高見和也)

【ライタープロフィール】
自転車保険のほか、自動車保険や生命保険など、保険関連について幅広く執筆。専門サイト保険net新聞を運営

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