125ccバイクに乗るための免許とは?取得方法と費用を解説
ここでは、125ccバイクに乗るために必要な免許の取得方法と、かかる費用を解説。併せて、125ccバイクのメリットについてもご紹介します。
目次
125ccバイクのメリット
50ccバイクと比べて制限が少ない
50ccバイクと125ccバイクの比較
50cc バイク | 125cc バイク | |
法定速度 | 30km/h | 60km/ |
二段階右折 | 必要 | 不要 |
二人乗り | 不可 | 可 |
法定速度が高い
二段階右折が不要
二人乗りができる
自動車保険のファミリーバイク特約がつけられる
また、車のオーナーであれば、車の自動車保険(任意保険)に「ファミリーバイク特約」をつけることができます。
ファミリーバイク特約とは、125cc以下のバイクに、対人補償保険、対物補償保険、人身傷害保険をつけられるものです。ファミリーバイク特約の保険対象となる人は、下記のとおりです。
自動車保険のファミリーバイク特約の保険対象
- 記名被保険者
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者・配偶者の同居の家族
- 記名被保険者・配偶者と別居している未婚の子供
また、この特約では、保険対象となるバイクの台数制限がなく、その所有者が誰であっても保険が適用されます。車を持っている家族がいて、自動車保険に加入している場合、ファミリーバイク特約を検討してみてはいかがでしょうか。
125ccバイクに乗るために必要な小型限定普通二輪免許の取得方法
ここでは、小型限定普通二輪免許を取る2つの方法をご紹介します。
指定自動車教習所に通う
教習所に通う場合、小型限定普通二輪免許の教習時間は、学科教習が26時間、技能教習が12時間で、AT限定だと、学科教習が26時間、技能教習が9時間となっています。
普通自動車を持っていると教習時間は短縮され、小型限定普通二輪免許だと、学科教習が1時間、技能教習が10時間で、AT限定だと、学科教習が1時間、技能教習が8時間です。
すべての教習を済ませた後で卒業検定を受け、合格したら教習所は卒業となります。
その後、運転免許試験場で、適性試験(視力・聴力などに問題がないかをチェックするもの)と学科試験を受けて、すべてに合格すれば免許証が交付されます。学科試験は、90問の文章問題(1問1点)と5問のイラスト問題(1問2点)で、100点満点中90点以上を取れば合格です。
すでに普通自動車免許を持っている場合は、試験場での学科試験が免除されます。
一発試験を受ける
教習所に通う場合と比べると少ない費用で、しかも短期間でも免許を取得可能ですが、技能試験合格のハードルは教習所よりも高く、バイクの扱いに慣れていないと、一度で合格するのは難しいでしょう。
試験に合格すれば、指定自動車教習所で行われる取得時講習(バイクの運転に関する講習や応急救護処置講習)を受け、その後に免許証が交付されます。
指定自動車教習所で小型限定普通二輪免許を取得する場合の費用
指定自動車教習所での費用
また、前述のとおり、普通自動車免許の有無によっても受講すべき教習時間が変わるため、費用も変わります。下記は、普通免許を持っていない場合の、指定自動車教習所でかかる費用の目安をまとめたものです。
小型限定普通二輪免許取得する際にかかる指定自動車教習所での費用の目安
免許の種類 | 費用の目安 |
小型限定普通二輪免許 | 13万〜18万円 |
AT小型限定普通二輪免許 | 12万〜17万円 |
運転免許試験場での費用
指定自動車教習所卒業後、小型限定普通二輪免許取得する際にかかる運転免許試験場での費用
- 受験料:1,750円
- 免許証交付料:2,050円
このほかに、住民票の写しや申請用写真といった必要書類を準備するための費用もかかります。
一発試験で小型限定普通二輪免許を取得する場合の費用
一発試験で小型限定普通二輪免許を取得する場合の、必要な費用について解説します。
運転免許試験場での費用
一発試験で小型限定普通二輪免許取得する際にかかる運転免許試験場での費用
- 受験料:2,600円
- 試験車使用料:1,450円
- 免許証交付料:2,050円
このほかに、住民票の写しや申請用写真といった必要書類を準備するための費用もかかります。
取得時講習の費用
取得時講習の費用は次のとおりです。普通自動車免許を持っている場合は、応急救護処置講習は免除されます。
一発試験で小型限定普通二輪免許取得する際にかかる取得時講習の費用
- バイクの運転に関する講習料金:1万2,000円(普通二輪免許)、1万2,450円(大型二輪免許)
- 応急救護処置講習料金:4,200円
乗るほどにおもしろさが増す、125ccバイクを楽しもう
125ccバイクを十分に楽しむためには、万一の事態に備えて、自分に合ったバイク保険に加入しておくことも大切です。
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