普通二輪免許などバイク免許取得にかかる費用は?取得方法ごとに解説

普通二輪免許などバイク免許取得にかかる費用は?取得方法ごとに解説

バイクに乗るなら、まず必要なのがバイク免許です。
初めてバイクに乗ろうと考えていて、免許を取るのにどのくらいの金額がかかるのか気になる人も多いのではないでしょうか。

ここでは、バイク免許の種類や取得する方法ごとに、かかる費用について解説します。

mokuji目次

  1. バイク免許の種類
  2. バイク免許を取得する方法は2つある
    1. 指定自動車教習所に通う
    2. 一発試験を受ける
  3. 原付免許を取得するには試験のみでOK
  4. 指定自動車教習所に通ってバイク免許を取得する場合の費用
    1. 指定自動車教習所の費用
    2. 運転免許試験場の費用
  5. 一発試験でバイク免許を取得する場合の費用
    1. 運転免許試験場の費用
    2. 取得時講習の費用
  6. 原付免許を取得する場合の費用
  7. どのくらいの費用がかかるか調べた上で、バイク免許の取得を目指そう

バイク免許の種類

日本では、バイクはエンジンの排気量によって種類が区分されており、下記の表のとおり、それぞれのバイクの運転に必要な免許が決められています。
バイク免許を取得するのなら、まず「どんなバイクに乗りたいか」を決めて、「どの免許が必要か」を考えるといいでしょう。

■バイク免許の種類

免許の種類

運転できるバイクの排気量

取得可能な年齢

原付免許

50cc以下

16歳

小型限定普通二輪免許

125cc以下

16歳

AT小型限定普通二輪免許

125cc以下(AT限定)

16歳

普通二輪免許

400cc以下

16歳

AT限定普通二輪免許

400cc以下(AT限定)

16歳

大型二輪免許

制限なし

18歳

AT限定大型二輪免許

制限なし(AT限定)

18歳

小型限定普通二輪免許、普通二輪免許、大型二輪免許には、オートマチック車しか乗れない「AT限定」の免許もあります。

なお、普通自動車免許をすでに持っている人は、排気量50cc以下のバイクに乗ることが可能であるため、原付免許を新たに取得する必要はありません。

バイク免許を取得する方法は2つある

原付免許以外のバイク免許を取得するには、2つの方法があります。
ここでは、それぞれの方法について解説していきます。

指定自動車教習所に通う

バイク免許を取得する方法のひとつは、指定自動車教習所に通うというものです。

バイク免許を取得する際、多くの人が選ぶ方法でバイク免許取得の王道ともいえます。

教習所では、学科教習と技能教習を受講し、学科・技能それぞれの実力を試す卒業検定に臨みます。
卒業検定に合格したら、教習所は卒業です。

その後、運転免許試験場で、適性試験(視力・聴力などに問題がないかをチェックするもの)と学科試験を受けて、すべてに合格すれば免許証が交付されます。

学科試験は、90問の文章問題(1問1点)と5問のイラスト問題(1問2点)で、100点満点中90点以上を取れば合格です。普通自動車免許を持っている場合は、試験場での学科試験は免除されます。

一発試験を受ける

運転免許試験場で行われる適性試験学科試験技能試験に合格すれば、指定自動車教習所に通わなくても、バイク免許を取得することができます(普通自動車免許を持っている場合は、学科試験は免除)。

これは、「一発試験」と呼ばれる方法で、短期間かつ少ない費用で免許を取得できるのが特長です。

ただし、試験の合格率は低く、教習所に通う方法と比べ、免許取得のハードルは非常に高くなります。

試験に合格すれば、指定自動車教習所で行われる取得時講習(バイクの運転に関する講習や応急救護処置講習)を受け、その後に免許証が交付されます。

原付免許を取得するには試験のみでOK

原付免許の取得方法は、ほかのバイク免許とは違い、運転免許試験場で試験を受ける方法のみです。

技能試験はなく、適性試験と学科試験に合格する必要があります。
学科試験は、46問の文章問題(1問1点)と2問のイラスト問題(1問2点)で、50点満点中45点以上を取れば合格です。

合格者は、原付バイクを実際に使った原付講習を受ければ、免許証が交付されます。

指定自動車教習所に通ってバイク免許を取得する場合の費用

指定自動車教習所に通ってバイク免許を取得する場合の費用

バイク免許を取得する方法によって、免許取得までにかかる費用も変わってきます。

ここからは、指定自動車教習所に通って、免許を取得する場合の費用について解説します。

指定自動車教習所の費用

指定自動車教習所の費用は、取得する免許の種類によって変わります。

自宅から教習所に通うか、合宿免許に参加するかによっても差が出ます。

教習所によっては、入所費の割引や、卒業検定が不合格になった場合の追加講習の無料化など、さまざまな特典を設けているので、教習所選びの際にはいろいろと調べることが大切です。

また、普通自動車免許の有無によっても受講すべき教習が変わるため、費用も変わります。

下記は、普通免許を持っていない場合の、指定自動車教習所にかかる費用の目安をまとめたものです。

■指定自動車教習所で必要な費用の目安

免許の種類

教習費用の目安

小型限定普通二輪免許

13万〜18万円

AT小型限定普通二輪免許

12万〜17万円

普通二輪免許

16万〜20万円

AT限定普通二輪免許

15万〜19万円

大型二輪免許

25万〜29万円

AT限定大型二輪免許

20万〜27万円

※普通自動車免許を持っていない場合の目安。

運転免許試験場の費用

教習所を無事卒業したら、次は運転免許試験場での試験となります。
運転免許試験場で必要な費用は、次のとおりです。
<運転免許試験場で必要な費用>
・受験料:1,750円
・免許証交付料:2,050円
※2024年8月現在。再試験の場合は、その都度受験料がかかる。
このほかに、住民票の写しや申請用写真といった必要書類を準備するための費用もかかります。

一発試験でバイク免許を取得する場合の費用

運転免許試験場で学科試験や技能試験などを受験する、いわゆる一発試験の場合、指定自動車教習所に通う必要はありません。

そのため、教習所に通う場合と比べて、低コストで免許を取得することができます。

一発試験でバイク免許を取得する場合の、必要な費用について解説します。

運転免許試験場の費用

運転免許試験場で必要な費用は、次のとおりです。
<運転免許試験場で必要な費用>
・受験料:2,600円
・試験車使用料:1,450円
・免許証交付料:2,050円
※2024年8月現在。再試験の場合は、その都度受験料、試験車使用料がかかる。
このほかに、住民票の写しや申請用写真といった必要書類を準備するための費用もかかります。

取得時講習の費用

前述のとおり、運転免許試験場での試験に合格した後は、指定自動車教習所で行われる取得時講習を受ける必要があります。

取得時講習の費用は次のとおりです。
普通自動車免許を持っている場合は、応急救護処置講習は免除されます。
<取得時講習で必要な費用>
・バイクの運転に関する講習料金:1万2,000円(普通二輪免許)、1万2,450円(大型二輪免許)
・応急救護処置講習料金:4,200円
※2024年8月現在。

原付免許を取得する場合の費用

原付免許は、運転免許試験場で適性試験と学科試験に合格すれば取得することができます。
原付免許取得に必要な費用は、次のとおりです。
<運転免許試験場で必要な費用>
・受験料:1,500円
・原付講習料:4,500円
・免許証交付料:2,050円
※2024年8月現在。再試験の場合は、その都度受験料がかかる。
このほかに住民票の写しや申請用写真といった必要書類を準備するための費用もかかります。

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どのくらいの費用がかかるか調べた上で、バイク免許の取得を目指そう

バイク免許の取得にかかる費用は、種類や取得する方法によって変わってきます。

コストを優先するか、きちんと免許を取れる方法を選ぶのか、自身に合った免許取得の方法を考えることが大切です。

免許を取った後は、バイク保険の検討も忘れないようにしてください。
万一の事態が起こって後悔しないように、自分に合ったバイク保険で万全の備えを用意して、バイクを心ゆくまで楽しみましょう。

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