バイクの車検費用はいくら?一般的な相場や400cc以上の大型まで徹底解説
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初めて車検を受ける方や費用を抑えたい方、どの業者に依頼すべきか迷っている方など、これからバイク車検を控えている方にとって、適切な予算計画を立てて納得のいく業者選びの参考になる記事です。
目次
バイクの車検費用の相場
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車検費用は法定費用と車検基本料金の2つに大きく分けられます。法定費用は全国一律で約1万5000円程度、車検基本料金は業者によって異なり2〜4万円程度が相場です。
以下で内訳とともに各費用の目安を紹介するので、どのような費用なのか、それぞれ見ていきましょう。
法定費用
次の車検までの2年間を自賠責保険の加入期間とするケースが多いことから、自動車重量税と自賠責保険料などをあわせて、1万5,000円前後支払うのが一般的です。
ユーザー自身が車検を実施する場合は、法定費用のみの支払いとなります。
また、法定費用の内訳は下記のようになります。
自動車重量税
最新の自動車重量税は下記の通りです。
- 初度登録より13年未満の場合:3,800円
- 初度登録より13年超〜18年未満の場合:4,600円
- 初度登録より18年超の場合:5,000円
自賠責保険料
車検の残存期間があるかどうかで契約期間が異なります。24ヶ月と25ヶ月の違いは、車検の残存期間の有無によって決まります。車検の残存期間がある場合は24ヶ月契約、車検が切れている場合は25ヶ月契約となります。
自賠責保険料は下記の通りです。
- 24ヶ月(車検の残存期間がある場合):8,760円
- 25ヶ月(車検が切れている場合):8,910円
印紙代
印紙代は下記の通りです。
- 基準適合性審査の印紙代:1,300円
- 自動車検査手数料の印紙代:500円
車検基本料金
バイクの点検や整備を実施し、陸運局へバイクを持ち込んで車検を受けるための費用が含まれ、車検基本料の相場は4万〜6万円程になります。
依頼する業者によって料金が異なるため、この部分が業者選びで費用差が生まれるポイントとなっています。
代行手数料
相場は1万〜1万5000円程度で、ディーラーの方が整備工場よりも高い傾向にあります。この手数料を支払うことで、平日の昼間に陸運局に行く手間を省けるメリットがあります。
代行作業は主に下記が含まれます。
- 車検申請書類の準備と記入代行
- 運輸支局への車両持ち込み・引き取り
- 車検検査時の同行・対応
- 新しい車検証の受け取り手続き
点検整備費用
基本的な点検整備費用は2万円程度が相場ですが、バイクの状態によっては部品交換や修理が必要になり、追加料金が発生する場合があります。
普段のメンテナンスを怠っていると、この費用が高くなってしまう点に注意しましょう。
点検整備は主に下記が含まれます。
- タイヤの摩耗状況・空気圧チェック
- ブレーキパッド・シューの厚み測定と制動力確認
- ヘッドライト・ウインカー等の照明装置点検
- エンジンオイル・ブレーキフルードの液漏れ確認
- フロントフォーク周辺のオイル滲み点検
- バッテリーの充電状態・端子点検
バイクの所有者自身ができる作業を行えば費用を抑えられますが、業者に依頼する作業が多いほど料金は高くなるのが一般的です。
排気量別の車検制度
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車検が必要なバイクは、新車購入後の初回のみ3年後、以降は2年ごとに継続して車検を受ける必要があります。一方で、車検対象外のバイクでも、安全に走行するためには定期的な点検整備が欠かせません。
排気量ごとの車検制度の違いを正しく理解することで、バイク選びや維持費の計画に役立てることができます。以下では、排気量別の車検制度について詳しく見ていきましょう。
50cc以下・125cc以下(原付・小型二輪)
250ccまでは車検が不要なため、車検費用の負担がなく維持費を抑えられるメリットがあります。ただし、道路運送車両法により定期点検整備の実施が義務付けられているため、安全に走行するには日頃のメンテナンスが欠かせません。
また、総排気量125cc以下のバイクは高速道路を通行できない制限があるため、用途を考慮した選択が重要です。
125cc超400cc以下(普通二輪)
125cc超のバイクは高速道路の通行が可能になるため、ツーリングの幅が広がります。250cc超のバイクは新車購入後の初回のみ3年後、以後は2年ごとに車検を受ける必要があります。
車検費用は法定費用と車検基本料金を合わせて4〜7万円程度かかるため、維持費として計画的な予算確保が必要になる点に注意しましょう。
400cc超(大型二輪)
車検は新車購入後の初回のみ3年後、以降は2年ごとに継続して受ける必要があります。大型バイクは排気量が多いため、エンジンオイルを多く消費し、タイヤの寿命も短くなることが多いです。
これらの消耗品交換で数万円程度の追加費用がかかる場合があるため、車検費用は他の排気量のバイクよりも高額になる可能性があります。
定期的なメンテナンスで費用を抑える工夫が重要です。
車検の依頼先ごとのメリット・デメリット
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ディーラー車検は費用が高めですが安心感があり、ユーザー車検は最も費用を抑えられる反面、知識と時間が必要です。代行車検はその中間的な位置づけとなります。
以下では各依頼先ごとのメリット・デメリットや注意点を詳しく紹介します。あなたのバイクライフや予算に最適な車検方法を見つける参考にしてください。
ディーラー車検
点検・整備をプロに任せ、手続きも行ってもらえるため、所有者自身は手間をかけることなく車検を終えられることがメリットです。
一方で、費用面に関してはほかの方法と比べて高額になる傾向があります。
陸運局にバイクを持ち込む前に点検・整備を実施することになるため、代行手数料と整備料金のほかに、交換すべき部品代や工賃がかかるケースも少なくありません。
ユーザー車検
法定費用のみの支払いで済むため、車検費用を抑えられる点がメリットといえます。
ただし、ユーザー車検の場合は、事前の整備や書類手続きなどをすべて自分で行わなくてはなりません。
陸運局の受付時間は平日の日中に限られ、混み合っている時期には時間がかかることも想定されます。
また、書類に不備があった場合や、保安基準適合検査に合格しなかった場合は、再検査を受けなくてはなりません。
ユーザー車検を行う場合は、所有者の作業が多くなることを把握しておく必要があるでしょう。
代行車検
ユーザー車検の予約や手続き、車検を通すために必要な安全性の確認などを行ってもらえて、費用面では法定費用と代行手数料のみに抑えられます。
注意点として、業者に代行してもらえるのは、陸運局での車両検査のみとなっていることです。
ユーザー車検と同じく、事前の整備や部品交換などは所有者自身が行わなければなりません。
整備に不備があれば再検査になってしまうなど、結果として余計に手間と時間がかかることも想定されるため、代行内容の範囲を確認してから利用することをおすすめします。
車検費用を安く抑える方法
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車検費用を安く抑える方法として、ユーザー車検を行う、複数業者で見積もりを取る、業者が実施するキャンペーンを活用する、定期的なメンテナンスで整備費用を抑える、といった方法があります。
これらの方法を組み合わせることで、車検費用を数万円単位で節約することも可能になります。以下でそれぞれの方法について具体的な実践ポイントや注意点を詳しく解説していきます。
ユーザー車検を行う
ユーザー車検は、普段から自分でオイル交換や洗車、タイヤの空気圧確認などをしっかり管理している人に向いています。一方で、バイクの知識がない人や平日の昼間に時間が取れない人には向いていません。
検査で最も引っかかりやすいのがヘッドライトの光軸調整で、慣れていないと合格が困難です。整備スキルと時間に余裕がある人におすすめの方法といえるでしょう。
複数業者で見積もりを取る
相見積もりの重要性は、適正な価格を把握できる点にあります。電話やメールで簡単に見積もり依頼が可能で、比較することでより安い店舗を見つけられます。
見積もりを取る際は、法定費用だけでなく車検基本料金や追加整備の可能性についても確認しましょう。複数業者の比較により、費用面だけでなくサービス内容も含めた総合的な判断ができるようになります。
業者が実施するキャンペーンを活用する
代表的なキャンペーンとして、早期予約割引があります。たとえば、車検満了日の1ヶ月以上前に予約すると基本料金が10%割引になるサービスや、インターネット予約でさらに割引が適用される場合があります。
車検事業者のウェブサイトや案内をこまめにチェックし、お得な情報を逃さないよう心がけましょう。キャンペーン期間や条件を事前に確認することが重要です。
定期的なメンテナンスで整備費用を抑える
定期メンテナンスの効果として、エンジンオイルの定期交換によりエンジンの寿命を延ばし、タイヤの空気圧を適正に保つことでタイヤの摩耗を抑制できます。これらにより交換時期を延ばせるため、車検時の追加費用を削減できます。
整備が必要な箇所が多ければ車検費用は高くなるため、普段からのメンテナンスが結果的に大きな節約効果をもたらします。
バイクの車検にかかるおおよその費用を把握しておこう
車検はバイクを安全かつ快適に乗り続けていくために必要な検査です。車検にかかる費用の内訳を把握した上で自分に合った方法を選び、不備のないようにしっかりと進めていきましょう。
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監修者高見 陽子
ファイナンシャルプランナー/金融・法律ライター
元大手銀行で個人営業を担当。現在は資産形成・相続・ライフプランなどの執筆や監修を行い、コンテンツ制作やSNSを通じた情報発信を支援している。