「住宅ローン」で失敗しない! 購入前の資金計画
賃貸と住宅購入、どちらがおトク?
メリット | デメリット |
・ 自分が住むためだけでなく、貸すことや売却も可能 | ・ 予期せぬメンテナンスの出費がある |
メリット | デメリット |
・ 結婚や勤務先、子どもの教育環境などその時々ライフプランにあわせて住宅を選ぶことができる | ・ 敷金、礼金、契約更新料が必要になる |
2)住宅ローンは、申込みからローン実行まで約1ヶ月を要するので、購入を決めてから住宅ローンを比較検討する時間はあまりない。不動産の購入を考え始めたら、さまざまな住宅ローンの情報をチェックしておこう。
3)中古物件を購入する場合、媒介(仲介)の業者が間に入るため手数料がかかる。売買価格が400万円を超える契約の場合、仲介手数料の上限金額の簡易計算法は以下。
「(売買金額×3%+6万円)×消費税」
(例:売買価格3,000万円であれば仲介手数料の上限金額は税込100万8千円)。
これは上限金額なので、不動産業者と合意のうえ手数料を決める。
リフォーム費用も住宅ローンが利用できる
例えば新たに登場した「フラット35 リフォームパック」では、住宅金融支援機構と金融機関の「フラット35」と、その金融機関が提供するローン「フラット35パッケージ」を利用できる。
金利変動に影響されない「フラット35」と低金利のメリットが受けられる「固定金利期間選択型」、「変動金利型」の住宅ローンを併せて借り入れることで、将来の金利変動リスクが軽減される。ただし手数料、諸費用が割高になる場合がある。(※取扱金融機関によって、商品名、商品内容、利用条件、必要となる手続や費用等が異なる)
大規模な増改築の場合は住宅ローンの利用が可能。リフォームのための公的融資としては財形住宅融資がある。財形住宅貯蓄の融資限度額は、合計残高の10倍までの額で、最高4000万円まで。返済期間は20年以内となっている。
(「フラット35」「財形住宅融資」「民間融資」とは?⇒初めての「住宅ローン」自分にあった金融機関選び)
民間融資としては、リフォームローンを利用することになる。リフォームローンは有担保型と無担保型の二種類。有担保型は住宅ローンとほぼ同じ仕組みになっていて、保証料、手数料、抵当権設定登記など手続きが多く諸費用も必要になる。大掛かりなリフォームを行う場合は有担保型の住宅ローンを利用。リフォームローンは無担保型ローンが主流だ。
メリット | デメリット |
・無担保型と比べて金利が低い(リフォームする自宅を担保に入れるため) | ・ 抵当権の設定に時間がかかる |
メリット | デメリット |
・ 抵当権設定が不要 | ・ 有担保型と比べて金利が高い |