「路面凍結」事故でタクシー乗客が死亡… 冬に要注意の事例を紹介

路面凍結時の運転は要注意。過去には死亡事故も発生している [拡大する]

路面凍結時の運転は要注意。過去には死亡事故も発生している

 冷え込みが厳しくなるこの時期は、路面凍結によるスリップ事故が多発する。実際、今月19日には佐賀県で関連事故が相次いだ。また、24日にも福岡県で車やバイク11台が絡む事故が発生している。気温や路面の温度が低いと、雨が降っただけでも路面は凍結しやすいが、気づかずに平常通りの運転をしていると、タイヤがスリップして大きな事故を引き起こす。過去には死亡事故も起きているので紹介しよう。

<事故内容>
 降雪に続き降雨となった日の翌朝、あるタクシーが乗客を乗せた。緩やかな右カーブから直線へと変わる制限速度40キロの道を時速50キロで走行していたところ、凍結路面に差し掛かりタイヤがスリップ。ハンドル操作が不能になって蛇行した後、道路の左側にあった電柱に激突し、乗客1人が死亡した。事故当時、タクシーはノーマルタイヤだった。

<事故原因>
 この事故の原因として考えられることは3つある。1つ目は、タクシーがノーマルタイヤで走行していたことだ。前日に降雪して雨も降り、路面が凍結しやすくなっていたにもかかわらず、このタクシーはスタッドレスタイヤではなく、ノーマルタイヤのまま走行していた。もし、スタッドレスタイヤを装着していれば、スリップして事故が起きることはなかったかもしれない。

 2つ目の原因は速度超過だ。事故現場の制限速度は時速40キロだったが、タクシーは50キロで走行していた。凍結道路をノーマルタイヤで制限速度を超えて走れば、スリップしやすくなり、ブレーキを踏んでも止まることが難しくなる。

 3つ目は、タクシー運転手の路面凍結に対する意識の低さだ。危険性を正しく理解していれば、降雪後にノーマルタイヤで走行することも、制限速度を超えることもなかっただろう。

 このような事故の再発を防ぐには、第一にスタッドレスタイヤを装着することが大切。また、道路に凍結が考えられる場合は、特にカーブや交差点、橋の上などでは速度を落とし、急ブレーキを避けることも挙げられる。

 路面凍結をしているかどうかは、なかなか判断がつかないもの。だからこそ、油断せずにしっかり安全対策をしてから走行するよう心がけよう。

参照:国土交通省 関東運輸局HP
文:ロックスター

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