2016年04月25日 07時20分

あいおいニッセイ同和損保とトヨタが米国で共同出資会社設立、テレマティクス自動車保険開発へ

あいおいニッセイ同和損保とトヨタが共同出資会社設立した(写真はイメージ) [拡大する]

あいおいニッセイ同和損保とトヨタが共同出資会社設立した(写真はイメージ)

 あいおいニッセイ同和損保、トヨタファイナンシャルサービス(TFS)、トヨタ自動車の3社は4月1日、米国カリフォルニア州に共同出資会社トヨタインシュランスマネジメントソリューションズUSA,LLC(TIMS)を設立した。新会社の資本金は900万ドル。あいおいニッセイ同和損保とTFSはそれぞれの米国子会社を通じて出資し、トヨタは1月に米国に設立したトヨタコネクティッドInc.(TC)を通じて出資する。

 新会社は、TCの最先端のデータ分析、TFSの金融、あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス自動車保険といった、それぞれのノウハウを集約させることで、より顧客のニーズに即した保険サービスの提供を目指す。
 
 TIMSは今後、カリフォルニア州南部のTFS米国拠点付近でトヨタの顧客向けのテレマティクス自動車保険の開発支援を行うとともに、販売店・ディストリビューターと一体となって、顧客満足の向上に向けた新たなサービスの提供に貢献していく予定。そのために、同社では保険分野でのビッグデータの分析とアルゴリズムの開発、併せてマーケティングなどの活動も進めていくとしている。
 
 あいおいニッセイ同和損保とTFSは、こうした金融と保険が一体となったサービスを1990年代から世界各地で共同で展開しており、そこで培った経験とノウハウを集約し、米国で新たにサービスを開始していく。またTCは、トヨタが製品群ごとのカンパニー制に移行する中、つながる技術とデータサイエンス分野のグローバルな発展に向け設立された。
 
 TIMSの共同設立は、コネクティッドカーが普及するに従い、走行データと金融、保険の関係はより一層緊密になる必要があるとの考えを具現化したもの。TIMSは米国での展開を手始めに、トヨタのグローバル事業と連動した展開も視野に入れており、また、蓄積する保険データを活用し、トヨタが人工知能やロボティクス分野の研究拠点として設立したToyota Research Institute, Inc.とも連携していく予定。

(保険毎日新聞)

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