2016年09月01日 09時40分

ドライバーは注意すべき! 運転にまつわる「ローカルルール」

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地方の運転ではどんなところに注意すべき? 各所の「ローカルルール」を紹介

 運転マナーには地域性がある――ドライバーであれば、そんな話を聞いたり、また体感することがあるかもしれない。実際、運転にまつわるローカルルールは、全国それぞれの地域に存在する。そこで今回は、注意すべき地域を3ヶ所ピックアップして紹介していく。ドライブ前におさえておくといいだろう。

■長野県/松本走り

 城下町で細い道が多い長野県松本市では、右折車で渋滞することがしばしばある。こうした交通事情を回避するために生まれたといわれるのが、“右折至上主義”の「松本走り」だ。

 例えば、「対向の直進車が交差点に接近していても右折する」「対向車が左折する隙を見計らって右折する」「信号が赤に切り替わっても前車について右折する」など。松本市や松本警察署は、2003年9月に「交通マナー向上運動」をスタートさせ、バスやタクシーなどに「交差点での強引な右折禁止!」のステッカーを貼るなどの対策をとっている。

■愛知県/名古屋走り

 交通事故死が多い県として知られる愛知県。他の都市に比べ交通量が多いことのほかに、「名古屋走り」と呼ばれる運転も要因のひとつとして挙げられているようだ。

 その走り方は、「信号が黄色でも進む」「青になった途端、交差点内で対向の直進車より先に右折する」「右矢印のときに左折する」といったスタイル。2013年には県知事が「名古屋走りの根絶などに強力に取り組んで参ります」とツイートしたことでも話題になった。

■愛媛県/伊予の早曲がり

 “愛媛県でよく目撃される走行方法”ということで名付けられたといわれる「伊予の早曲がり」。交通ルールでは、交差点では直進車や左折車の進行を右折車が妨害してはならず、交差点において右折車の進行は優先順位が最も低い。だが、この「伊予の早曲がり」は、信号待ちの状態から交差点を右折する際に、信号が赤から青に変わったと同時に急発進し、対向直進車や左折車より先に右折するというもの。大胆な走行に驚く直進車や左折車は多いだろう。

 一方で、「対向車にパッシングで動物の死骸の存在を知らせる(北海道)」や「鹿優先ルール(奈良県)」など、思いやりと助け合いの精神溢れるルールもあるようだ。

 車で地方に出かける際は、こうしたローカルルールの有無を頭の片隅に入れておくのがおすすめだ。

(オオノ・ヨウコ)

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