2016年11月01日 09時30分
“自動車保険料”おさえたい人は要確認! 主な「割引」と「適用条件」
自動車保険料をおさえるためにも、主な割引と適用条件を確認しておこう
自動車保険各社、特にインターネットでの見積もりや契約をメインとするダイレクト型は、様々な割引を用意している。実際、適用してみたら保険料が大きく変わるケースも珍しくない。だが、適用にあたっては条件があるので注意が必要だ。主な割引とその条件について確認しておこう。
■新規・継続契約時の割引
まずは新規および継続契約時の割引について。新規の場合は数千円〜1万円前後、継続の場合は1000円〜1万円前後の割引を用意している保険会社が多い。
例えばA社とB社で見積もりをとり、その結果、同じ保険料であったとしても、割引の額でトータル保険料は変わってくる。ぜひ有効に活用したいところだが、無条件で適用とはいかない。次のような条件があるのだ。
・インターネット上で見積もりから契約まで完了すること
・他社から乗り換えて新規契約となる場合は、満期○日以前までに申し込むこと
・継続契約の場合は、満期○日前までに申し込むこと など
すべての会社が同一ではないが、これらの条件があるケースがほとんどなので、割引額とともに確認しておきたい。
■2台目以降に使える割引
2台目以降の車を購入して新たに保険に加入する場合、条件によっては【セカンドカー割引】が適用される。これは、保険会社が異なっても適用されるもので、通常6等級よりスタートするところが7等級スタートとなり、割引率が大きくなってお得になる。条件は以下の通り。
・すでに車を1台持っており、新たに加入する車が2台目(買い替えではない)
・1台目の等級が11等級以上
・新たに加入する車の所有者が以下のいずれか
(A)1台目の車の記名被保険者
(B)Aの配偶者
(C)AまたはBの同居の親族
(D)1台目の車の所有者
・2台目の車の記名被保険者が以下のいずれか
(A)1台目の車の記名被保険者
(B)Aの配偶者
(C)AまたはBの同居の親族
例えば、親が1台目の車で保険に加入しており、その子どもが免許をとって2台目を契約するといった場合に有効となる。条件に合えばかなりメリットがあるので、おさえておきたい割引だ。
■証券の有無や車の種類による割引も
このほかにも、割引制度はまだまだある。以下はその一部だ。
【証券なし割引】
条件/証券を発行せず、Web上で契約内容などを確認することで割引となる
【電気自動車割引】
条件/保険会社が定める電気自動車で、初度登録後37ヶ月以内の場合に割引となる
【早期契約割引】
条件/満期日より2ヶ月程度前に次年度の契約を結ぶことで割引となる
【紹介割引】
条件/契約者が紹介し、契約に至った場合、初年度に限り割引などのサービスがある
割引制度や名称、条件は、保険会社によりまちまち。自分に合うものがあれば、利用しないともったいないので、契約前に確認して有効活用すべきだ。
(文/西村有樹)
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