2017年03月13日 09時30分
6等級スタートの自動車保険を“7等級で契約する方法”とは?
自動車保険に初めて加入する場合、通常は6等級から始まる。しかし、7等級から加入する方法がある。条件は限られるが、もちろん“正規の方法”だ。自動車保険は、等級が上がるごとに割引率がアップする仕組みなので、お得に保険契約をスタートできる。
■新規加入者は必見
自動車保険には、「等級」というものが存在する。「等級」は契約者、または運転する人(記名被保険者)の安全度をチェックする指標のようなもので、保険料の割引率は等級に応じて決定している。
通常、自動車保険に新規加入すると6等級からのスタートとなる。これは年齢や性別、車の種類などは一切関係なく、誰もが6等級スタートとなり、割引率は通常19%前後(※1)。しかし、新規加入者で条件を満たせば、7等級、およそ30%割引(※2)で加入ができる。
■家庭内で2台目なら可能性あり
通常、割引率を19%(6等級)から30%(7等級)にするには、1年間無事故で保険を使わず、翌年更新することで実現する。しかし、自分を含む家族(同居の家族、または配偶者、または配偶者と同居の親族)がすでに車を1台持っており、新規加入する2台目の車で『セカンドカー割引』が適用できれば、2台目は最初から7等級でスタートできる。適用されればメリットは大きいが、適用条件がある。
【セカンドカー割引適用の条件】
(1)1台目が11等級以上であること
1台目の自動車を、ノンフリート等級の11等級以上で保険契約している必要がある。
(2)1台目が自家用8車種であること
車検証の用途、自動車の種別に記されているか確認しよう。
(3)1台目の所有者が個人であること
車検証の所有者欄が個人名義かどうか。なお、ディーラーやローン会社、リース会社が記載されていても、使用者欄に個人名があれば良い。
1台目の車の条件として上記(1)〜(3)を満たしていれば『セカンドカー割引』が適用される確率はかなり高い。また、2台目の条件は以下の(4)〜(8)となる。
(4)2台目の車は、新規で自動車保険に加入
他社から移行などではなく、新規で加入する車であることが条件となる。
(5)2台目が自家用8車種であること
1台目と同じく自家用8車種が前提となる。
(6)2台目の所有者が個人であること
こちらも車検証で確認しよう。
(7)2台目の所有者は次のいずれかであること
1)1台目の記名被保険者と同一
2)1台目の記名被保険者の配偶者
3)1)または2)の同居の親族
4)1台目の車の所有者
(8)2台目の記名被保険者が次のいずれかであること
1)1台目の記名被保険者と同一
2)1台目の記名被保険者の配偶者
3)1)または2)の同居の親族
■遠慮せずに保険会社に問い合わせを
条件は少しわかりにくいかもしれないが、要するに、すでに加入している同居の父や母の車、兄弟の車、自分の車が11等級以上なら、新たに加入する車は『セカンドカー割引』が適用される可能性は高い。
なお、「保険会社が違ったら適用されない」と思っている人も見受けられるが、これは誤り。保険会社が異なっても『セカンドカー割引』は適用される。「父は付き合いのある代理店型、息子はネット通販で加入」でも、割引となる。条件に合致している可能性があれば、遠慮せずに保険会社に問い合わせて欲しい。その場合、新規加入する保険会社に申告し、手続きという流れになる。
(※1、2)割引率は一例であり、詳細は保険会社によって異なる
(文/西村有樹)
>>【年代別にみる】ドライバーの満足度が高い“自動車保険”ランキング
>>自動車保険の「等級」とは? 初心者ドライバー向けに解説!
■新規加入者は必見
自動車保険には、「等級」というものが存在する。「等級」は契約者、または運転する人(記名被保険者)の安全度をチェックする指標のようなもので、保険料の割引率は等級に応じて決定している。
通常、自動車保険に新規加入すると6等級からのスタートとなる。これは年齢や性別、車の種類などは一切関係なく、誰もが6等級スタートとなり、割引率は通常19%前後(※1)。しかし、新規加入者で条件を満たせば、7等級、およそ30%割引(※2)で加入ができる。
■家庭内で2台目なら可能性あり
通常、割引率を19%(6等級)から30%(7等級)にするには、1年間無事故で保険を使わず、翌年更新することで実現する。しかし、自分を含む家族(同居の家族、または配偶者、または配偶者と同居の親族)がすでに車を1台持っており、新規加入する2台目の車で『セカンドカー割引』が適用できれば、2台目は最初から7等級でスタートできる。適用されればメリットは大きいが、適用条件がある。
【セカンドカー割引適用の条件】
(1)1台目が11等級以上であること
1台目の自動車を、ノンフリート等級の11等級以上で保険契約している必要がある。
(2)1台目が自家用8車種であること
車検証の用途、自動車の種別に記されているか確認しよう。
(3)1台目の所有者が個人であること
車検証の所有者欄が個人名義かどうか。なお、ディーラーやローン会社、リース会社が記載されていても、使用者欄に個人名があれば良い。
1台目の車の条件として上記(1)〜(3)を満たしていれば『セカンドカー割引』が適用される確率はかなり高い。また、2台目の条件は以下の(4)〜(8)となる。
(4)2台目の車は、新規で自動車保険に加入
他社から移行などではなく、新規で加入する車であることが条件となる。
(5)2台目が自家用8車種であること
1台目と同じく自家用8車種が前提となる。
(6)2台目の所有者が個人であること
こちらも車検証で確認しよう。
(7)2台目の所有者は次のいずれかであること
1)1台目の記名被保険者と同一
2)1台目の記名被保険者の配偶者
3)1)または2)の同居の親族
4)1台目の車の所有者
(8)2台目の記名被保険者が次のいずれかであること
1)1台目の記名被保険者と同一
2)1台目の記名被保険者の配偶者
3)1)または2)の同居の親族
■遠慮せずに保険会社に問い合わせを
条件は少しわかりにくいかもしれないが、要するに、すでに加入している同居の父や母の車、兄弟の車、自分の車が11等級以上なら、新たに加入する車は『セカンドカー割引』が適用される可能性は高い。
なお、「保険会社が違ったら適用されない」と思っている人も見受けられるが、これは誤り。保険会社が異なっても『セカンドカー割引』は適用される。「父は付き合いのある代理店型、息子はネット通販で加入」でも、割引となる。条件に合致している可能性があれば、遠慮せずに保険会社に問い合わせて欲しい。その場合、新規加入する保険会社に申告し、手続きという流れになる。
(※1、2)割引率は一例であり、詳細は保険会社によって異なる
(文/西村有樹)
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>>自動車保険の「等級」とは? 初心者ドライバー向けに解説!