2015年07月13日 09時30分
海外行くなら「ネット銀行」がオトク! 実は知らない“メリット盛り沢山”
海外使いにも「ネット銀行」はメリット盛り沢山
出張や留学、移住など日本人が長期間海外で過ごす機会は増えている。また、FXや個人輸入で本格的に海外取引を実践している個人事業者も珍しくない時代だ。そうした生活やビジネスをストレスなく成立させるためには、国内と海外で共通して使える金融機関が不可欠と言えるだろう。そこで今回は、海外での生活や事業に最適なネット銀行の活用法を紹介する。
■ネット銀行は“海外取引”で活かせる?
インターネット上のサービスとはいえ、その多くが国内企業による金融機関であるネット銀行。海外取引への利用は非対応である場合があるので、仮に可能でも多方面に制限を設けられのではと考える人も多いでしょう。
従来の銀行サービスを海外取引で利用するには、多くの手間がかかるもの。たとえば、国内から海外への送金の場合、国内銀行と海外の金融機関との仲介に第3者機関が入る。そのため、手数料も通常の国内送金に比べてかなり高額となり、小額の取引では深刻な余剰コストとなってしまう。また、海外で現地通貨が必要になったとき、クレジットカード会社のキャッシングは便利だが、高い金利がかかってしまう。
こうした問題に有効なサービスを提供しているのがネット銀行。オンラインである特性を生かして、第3者機関の仲介を最小限に抑え、海外でも多くのATMと提携を結ぶことで、少ない手間と手数料によるサービスを実現している。市場大手のネット銀行を筆頭とした海外取引サービスの充実は、この数年で「海外へ行くならネット銀行を開設すべき」と言えるまでになっている。
■海外送金と外貨送金の受取り
一般的に、海外でのATM利用・クレジットカードでのキャッシングには高額の手数料や高い金利がかかる。事前に多額の現金を引き出しての持ち歩きや国際郵便で送るよりも安心だが、利用者にとってはオトクとは言い難いものだった。
だが、ネット銀行であれば、海外への送金や受取もオンライン操作で完了し、手数料も最小限に抑えられるものがほとんど。ただ、ネット銀行の預金口座から外貨送金などの海外取引を希望する場合は、事前に所定の申込が必要になるので、各行の案内をよく確認する必要があるだろう。
国内から海外のECサイトで買い物をする時も、個人事業による海外との取引も、インターネット操作で完結することができるのが魅力のネット銀行。特定外貨での取引であれば、外貨預金口座を開設することも、換金などの手数料を節約するひとつの方法といえる。サービス内容については、各行で異なるので、あらかじめ目的用途に合ったネット銀行を選ぶようにしよう。
■ネット銀行は個人事業主の強い味方
各行サービス内容には個別差があるが、「個人向け口座」「法人向け口座」のほかに「個人事業主(営業性個人)向け口座」もある。
送金手数料・海外中継手数料が明確で割安、時間帯を問わずオンラインでの手続きが可能、取り扱い通貨や送金受取が可能な国も豊富だ。海外からの原料仕入れや商品輸入の支払い、特許料の支払いにも利用でき、海外送金シミュレーターを使えば、送金条件や内容も手軽に確認することができる。
ネット銀行の海外取引サービスは、個人事業主にとって心強い味方といえるだろう。
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