2012年05月31日 14時46分
Amazon購入者限定、高速定額データ通信開始 格安データ通信サービス続々
日本通信が販売しているAmazon.co.jp限定のデータ通信SIMパッケージ
スマートフォンやタブレット端末利用者が増加している昨今、さまざまな企業がデータ通信に特化した格安サービスを打ち出している。日本通信は31日、Amazon.co.jpのみで取り扱うSIMパッケージの購入者を対象にした、高速定額データ通信の提供を開始した。NTTのLTEと3Gを使える同サービスは毎月500MBを月額1980円で利用できる点が特徴だ。
同サービスはAmazon.co.jp限定のSIMパッケージを3150円で購入し、受付専用webサイトでサービス申し込みを行うというもの。端末は別に用意する必要があるが契約期間のしばりはなく、ひと月の利用が500MBを超えた場合、追加でサービスを購入することもできる。
同社は「スマートフォン利用者のうち、3人に2人はひと月のモバイル・データ通信使用量が500MB以下です。一方、携帯事業者のデータ通信定額料金は、7GB等の制限まで使えますが、2年縛りの契約で月額5000円から6000円程度となっています」と指摘。また、同社の三田聖二社長は「携帯電話3社の売上高が10兆円を超えるいま、役割分担が行われ、さまざまなプレーヤーが参入し、新たな産業が形成されていくのは経済の自然な流れ」とコメントしている。
同社は昨年よりドコモネットワークを利用し月額980円から利用できるイオン限定のSIMカードを発売し話題になった。また、ビッグローブもきょう31日、端末・データ通信・テザリングをセットにした月額2960円から利用できるサービスを6月1日より開始すると発表している。