水の成分〜マグネシウム〜
マグネシウムとは
マグネシウムの効能
マグネシウムは1日の必要量が約300mgとミネラル群の中でも必要摂取量が多く、また不足すると「体がだるい」「疲れやすい」など自覚症状を感じやすいミネラルです。それだけ体内で多くの生化学反応に必要とされているということですが、伝統的な日本人の食生活では十分摂取できるマグネシウムも、今日のように欧米化した食生活では不足しがちとなっています。
・けいれんが起きやすい人は・・・
マグネシウム不足が慢性化すると、カルシウムが血管などに沈着し、血行の妨げになる場合が考えられます。マグネシウム不足を知らせるバイタルサインとして「けいれん」が知られていますが、これはマグネシウムとカルシウムのバランスの崩れによって発生しやすくなります。
「最近、けいれんがよく起きるようになったな」と感じたら、マグネシウム不足を疑ってみてもいいかもしれません。
マグネシウムを多く含む食品
ちなみに、アルコールを大量に飲むと尿と一緒にマグネシウムも多量に排出されます。生活習慣病やアルコール中毒は細胞内のマグネシウムの減少が見られるため、お酒のおつまみにマグネシウムを豊富に含むものを摂るのがおすすめです。
マグネシウムが不足・過剰摂取すると…
ただし、マグネシウムは通常の食事をしていれば不足することも過剰症になることもほとんどありません。ミネラルウォーターに含まれるマグネシウムも問題ない量ですから、飲み過ぎなければ問題ないでしょう。サプリメントや健康食品など通常の食品以外から摂取するときは、350mg/1日(成人)を目安にしてください。