赤ちゃんのミルク作りにおすすめなウォーターサーバーの選び方

赤ちゃんのミルク作りにおすすめなウォーターサーバーの選び方

赤ちゃんのミルク作りに、ウォーターサーバーを活用する家庭が増えています。しかし、「赤ちゃんに安全な水なのか」「本当に便利なのか」など、導入を迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ミルク作りに適したウォーターサーバーの選び方や、おすすめの機種、具体的な使い方まで詳しく解説します。硬度やお湯の温度、衛生面など重要なポイントを押さえることで、赤ちゃんにも安心・安全なウォーターサーバー選びができます。

子育て中のご家庭やこれから出産を控えている方は、ぜひ参考にしてください。

mokuji目次

  1. ミルク作りに必要なウォーターサーバーを選ぶ基準
    1. 硬度が60mg/L以下の軟水かどうか
    2. 70℃以上の温度設定ができるかどうか
    3. サーバーの稼働音が静かかどうか
    4. 除菌・抗菌機能やクリーン機能がついているかどうか
    5. 内部メンテナンスや定期メンテナンスができるかどうか
    6. チャイルドロック機能が付いているかどうか
  2. ミルク作りにウォーターサーバーを導入するメリット
    1. お湯がすぐに使えるため時短になる
    2. 生的で品質のいい冷水やお湯が使用できる
    3. 離乳食にも使用できる
  3. ミルク作りにおすすめなウォーターサーバー6選
    1. アクアクララ
    2. クリクラ
    3. コスモウォーター
    4. フレシャス
    5. プレミアムウォーター
    6. うるのん
  4. 時短ができる!ウォーターサーバーを使用したミルクの作り方
    1. 消毒した哺乳瓶に粉ミルクを入れる
    2. 70℃以上のお湯を加えてミルクを溶かす
    3. 冷水で割り40℃前後の人肌まで冷ます
  5. 赤ちゃんのミルク作りで気になる疑問
    1. ミルク作りにウォーターサーバーの使用はだめ?
    2. 沸騰したお湯は使用していいの?
    3. 天然水とRO水おすすめはどちら?
    4. ミルクの作り置きはしていいの?
  6. ウォーターサーバーで子育ての負担を軽くしよう

ミルク作りに必要なウォーターサーバーを選ぶ基準

ミルク作りに必要なウォーターサーバーを選ぶ基準

赤ちゃんのミルク作りのためにウォーターサーバーを導入する際は、以下の6つのポイントを押さえるようにしてください。
それぞれについて、以下で詳しく解説します。

硬度が60mg/L以下の軟水かどうか

ミルク作りには、必ず硬度60mg/L以下の軟水を選びましょう。硬度とは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量を示す指標です。

赤ちゃんの体は内蔵が未発達なため、ミネラル分が多い水は消化器官に負担をかけてしまい、下痢などの原因になることがあります。また、粉ミルク自体に赤ちゃんに必要なミネラルが配合されているため、ミルク作りにミネラル分の多い硬水を使用すると過剰なミネラル摂取になる可能性もあります。

以下が、WHO(世界保健機関)が定める水の硬度の基準になります。

硬度

ミネラル分の含有量

軟水

60mg/L未満

中硬水

60mg/L以上 120mg/L未満

硬水

120mg/L以上 180mg/L未満

超硬水

180mg/L以上

参考:清涼飲料水評価書 カルシウム・マグネシウム等(硬度)|厚生労働省

70℃以上の温度設定ができるかどうか

粉ミルクは無菌ではないため、調乳には70℃以上のお湯を使用する必要があります。これは、粉ミルクに含まれている可能性のあるサカザキ菌などの有害菌を殺菌するためです。ウォーターサーバーを選ぶ際は、必ず70℃以上のお湯が出せる機種を選びましょう。

ほとんどのウォーターサーバーは80〜90℃のお湯を供給できますが、エコモード使用時は温度が下がることもあるため注意が必要です。

サーバーの稼働音が静かかどうか

夜間の授乳時にウォーターサーバーの稼働音が気になると、赤ちゃんの眠りを妨げる可能性があります。深夜のミルク作りでは、静音設計された機種が重宝します。

最新のウォーターサーバーは、従来製品と比べて駆動音や振動音を低減した静音設計が主流です。

寝室やリビングなど、赤ちゃんが寝る場所の近くに設置する予定の方は、稼働音が静かな機種を選ぶことをおすすめします。

除菌・抗菌機能やクリーン機能がついているかどうか

赤ちゃんは免疫力が低いため、水の衛生管理は特に重要です。最近のウォーターサーバーには、サーバー内部を清潔に保つための機能が搭載されています。

例えば、48時間ごとに熱水を自動循環させる内部クリーン機能や、UV-LEDによる殺菌機能などがあります。また、HEPAフィルターなどの高性能フィルターを通してボトル内に入る空気の不純物を除去する機能を搭載したモデルもあります。衛生面に関する機能も、ウォーターサーバー選びの際にチェックしたいポイントです。

内部メンテナンスや定期メンテナンスができるかどうか

ウォーターサーバー内部のメンテナンスも、衛生管理の面で非常に重要です。自動クリーン機能だけでなく、業者による定期的なメンテナンスサービスがあるかどうかも確認しましょう。

サーバー内部の洗浄や長期利用時の本体交換など、しっかりしたメンテナンスが受けられる機種を選ぶと安心です。

チャイルドロック機能が付いているかどうか

子育て家庭で使うウォーターサーバーは、チャイルドロック機能が必須です。特に、温水・冷水の両方にロックがかけられる機種が安心です。

温水は80〜90℃と高温なため、誤って触れるとやけどの危険があります。また、冷水はやけどの心配はありませんが、子どもが出しっぱなしにして床が水浸しになる可能性もあるため、温水・冷水ともにロック機能があるものがおすすめです。

ミルク作りにウォーターサーバーを導入するメリット

ミルク作りにウォーターサーバーを導入するメリット

ウォーターサーバーには、ミルク作りを便利にしてくれるさまざまなメリットがあります。時短効果や衛生面での安心感、離乳食への活用など、子育て中の家庭をサポートする機能が充実しています。それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

お湯がすぐに使えるため時短になる

ウォーターサーバーは温水が出るため、お湯を沸かす時間を大幅に短縮できます。水道水でミルクを作る場合、沸騰させてから有害物質を除去するために10分以上の煮沸が必要です。その後、適温になるまで冷ます必要もあります。

一方、ウォーターサーバーであれば温水コックを操作するだけで70℃以上のお湯がすぐに使えるため、赤ちゃんを待たせる時間を最小限に抑えられます。

生的で品質のいい冷水やお湯が使用できる

ウォーターサーバーの水は、品質管理が徹底されているため衛生面でも安心感があります。水道水は、浄水場から各家庭に届くまでの配水管や貯水槽の状態によって、錆びや不純物が混入するリスクがあります。

一方、ウォーターサーバーの水は厳しい品質基準をクリアし、衛生的な状態を保つ工夫が施されています。よって、まだ免疫力が低い赤ちゃんのミルク作りにも安心して使用することができます。

離乳食にも使用できる

生後5〜6カ月頃から始まる離乳食作りにも、ウォーターサーバーは活躍します。ウォーターサーバーの水は衛生的なため、10倍粥やだし汁を作る際の水として使用できます。

また、市販のフリーズドライタイプの離乳食を溶かす際にも便利です。お湯を沸かす手間が省け、忙しい育児の合間にもすぐに準備できるため、赤ちゃんを待たせることなく離乳食を用意できます。

ミルク作りにおすすめなウォーターサーバー6選

ミルク作りにおすすめなウォーターサーバー6選

オリコンが発表している「育児・子育てでおすすめのウォーターサーバーランキング」のなかから、チャイルドロック機能や抗菌機能、また子どもがいる家庭向けのお得なプランの有無といった、子育て家庭にうれしいポイントを基準に、おすすめのウォーターサーバーを6つピックアップしてご紹介します。

アクアクララ

アクアクララは、RO膜(逆浸透膜)でろ過したRO水を提供する人気のウォーターサーバーです。独自のRO膜システムで雑味や不純物を除去し、4種類のミネラルをバランスよく配合した軟水が特徴です。2012年から13年連続でモンドセレクション水部門「優秀品質最高金賞」を受賞し、2024年のオリコン顧客満足度ランキングでも総合2位を獲得しています。

アクアクララの子育てプラン

アクアクララの「子育てアクアプラン」は、妊婦の方や6歳以下の未就学児がいる家庭向けの特別プランです。子どもが小学校に入学するまで、毎月の利用料金から550円(税込)を割引。さらに、通常2,200円(税込)かかるチャイルドロック付き冷水フォーセットへの仕様変更も無料で行うことができます。

また、初回限定の新規申し込み特典「サンキューセット」は、あんしんサポート料やボトルの金額が割引となり、最大6,324円(税込)のところを999円(税込)で利用できます。

アクアクララで子育て世帯におすすめのサーバー「アクアファブ」

シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴で、グッドデザイン賞を受賞したサーバー「アクアファブ」は、チャイルドロック機能など、子育て家庭にうれしい機能を搭載しています。主なスペックは以下のとおりです。

寸法(W×D×H)

28.6×35×132cm

重量

16kg

容量

冷水3.3L
温水1.8L

消費電力

冷水105W
温水465W

水温・湯温

冷水5〜12℃
温水80〜90℃

クリクラ

クリクラは、最先端テクノロジーのRO膜で不純物や雑味をろ過し、良質なミネラルを加えた水を提供しています。56項目の厳しい水質安全基準も満たしているため、ミルク作りにも安心して使用できます。

サーバーは、置き型や卓上型の「クリクラサーバー」をはじめ、こだわりのデザインが施された「クリクラFit」や、強炭酸水も作れる「クリクラShuwa」など、豊富なラインナップを展開しています。

クリクラの子育てプラン

クリクラは、子育て家庭向けのプランを2つ提供しています。「SMILEベビープラン」は、妊娠中の方や1歳未満の子どもがいる家庭が利用できるプランで、ボトル3本(4,770円・税込)が無料。

さらに、サーバーレンタル料、入会金、宅配費もすべて無料です。「SMILEキッズプラン」は、妊娠中の方や7歳未満の子どもがいる家庭向けで、ボトル1本(1,590円・税込)分の価格で3本受け取れることに加え、初月のあんしんサポートパックが無料、また年1回のサーバーメンテナンス時にボトル4本サービスなど、特典が満載です。

クリクラの子育て世帯におすすめのサーバー「クリクラサーバー」

クリクラサーバーは、高性能フィルター「HEPAフィルター」を標準装備し、ボトル内に入る空気中のゴミ・粉塵を徹底的に除去。ミルク作りにも安心して利用できます。床置き型(L型)と卓上型(S型)の主なスペックは以下のとおりです。

L型

S型

寸法(W×D×H)

30.5×35×99cm

27×46×51cm

重量

16kg

15kg

容量

冷水2.3L
温水2.0L

冷水2.2L
温水2.0L

消費電力

冷水73W
温水350W

冷水75W
温水350W

水温・湯温

冷水5〜10℃
温水80〜90℃

冷水4〜10℃
温水80〜93℃

コスモウォーター

コスモウォーターは、静岡、京都、大分の採水地から新鮮な天然水を届けるウォーターサーバーです。

密閉型のワンウェイボトルで鮮度をキープ。サーバー内を清潔に保つ2つのクリーン機能で、安心して利用できます。2024年のオリコン顧客満足度ランキングでは総合6位を獲得し、特に「デザイン」と「ボトル交換のしやすさ」で高評価を得ています。

コスモウォーターの子育てプラン

コスモウォーターは、子育て家庭向けのプランはありませんが、赤ちゃんのミルク作りにも安心して使えるウォーターサーバーです。独自特許技術の「クリーンエア」でタンク内に取り込む空気も清潔に保ち、48時間ごとに熱水を自動循環させる「クリーンサイクル」機能も搭載

提供する天然水は専門の検査機関による入念な水質検査を実施するなど、徹底した衛生・品質管理が行われているのが特徴です。

コスモウォーターの子育て世帯におすすめのサーバー「smartプラス」

グッドデザイン賞を受賞した、省スペースでコンパクトなサーバー「smartプラス」は、水の取り替えの負担が少ない足元ボトル。子育て中のお母さんにも優しい設計となっています。主なスペックは以下のとおりです。

寸法(W×D×H)

30×34×110cm

重量

20kg

容量

冷水1.6L
温水1.25L

消費電力

冷水85W
温水350W

水温・湯温

冷水6〜10℃
温水80〜90℃

フレシャス

フレシャスは、利用する天然水を富士、朝霧高原、木曽の3つの採水地から選べるウォーターサーバーです。

業界初のUV-LED殺菌機能を搭載したモデルもあり、天然水をいつでも新鮮な状態に保ってくれるため、ミルク作りにも安心して利用できます。また、子どもや子育てに配慮した優れたデザインの製品に贈られるキッズデザイン賞を、ウォーターサーバーとして唯一受賞。

2024年のオリコン顧客満足度ランキングでは「デザイン部門」で1位を獲得しています。

フレシャスの子育てプラン

フレシャスでは、妊婦または未就学児のいる家庭限定の特別プラン「ママパパプラン」を提供しています。最大17,000円相当の特典として、OXOのハンドル付きストローカップと刺繍入り今治ハンドタオルをプレゼント。

さらに、契約2年目から最大3年間、毎年お水を1箱無料で提供しています。対象機種は「dewo」と「Slat」の2機種となっています。

フレシャスの子育て世帯におすすめのサーバー「dewo」

「dewo」は、フレシャスのなかで人気No.1のモデル。チャイルドロック機能はもちろん、ボタンを押すだけでクリーニングができるのもうれしいポイントです。主なスペックは以下のとおりです。

寸法(W×D×H)

29×36.3×112.5cm

重量

20kg

容量

冷水1.5L
温水1.5L

消費電力

冷水80W
温水350W

水温・湯温

冷水4〜10℃
温水80〜85℃

フレシャスの子育て世帯におすすめのサーバー「Slat」

「Slat」は、用途に合わせて好みの温度で出水できる便利なモデル。冷水・温水はもちろん、女性にうれしい常温水、ミルク作りに最適な70度温水も利用できます。主なスペックは以下のとおりです。

寸法(W×D×H)

29×35×111cm

重量

24kg

容量

冷水1.5L
温水1.5L

消費電力

冷水90W
温水430W

水温・湯温

冷水4〜10℃
温水80〜85℃

フレシャスの子育て世帯におすすめのサーバー「Slat+cafe」

「Slat+cafe」は、通常の給水機能に加え、本格的なコーヒーも楽しめるカフェ機能付きモデル。子育てに忙しいママとパパにも好評な、1台2役のウォーターサーバーです。主なスペックは以下のとおりです。

寸法(W×D×H)

29×35×111cm

重量

25.5kg

容量

冷水1.5L
温水1.5L

消費電力

冷水90W
温水430W
ドリップ抽出1,250W

水温・湯温

冷水4〜10℃
温水80〜85℃

プレミアムウォーター

プレミアムウォーターは、富士、北アルプス、南阿蘇など全国8つの採水地から、お届け先住所に応じて最適な天然水を提供しています。サーバーは、家電やプロダクトなどのデザインで有名なamadanaやnendoとコラボしたものなど、デザイン性の高いモデルを展開

また、前回の配送日から最大59日まで定期配送を無料で休止できる柔軟な配送システムも特徴のひとつです。

プレミアムウォーターの子育てプラン

プレミアムウォーターが提供する「マムクラブ」は、妊娠中の方や未就学児がいる家庭向けのプランです。通常料金よりも毎月324円お得で、5年間で実質28,240円の節約が可能。

さらに、通常8,800円(税込)の有料設置サービスも無料になります。子育て家庭での使いやすさと品質の高さが評価され、これまでに「マザーズセレクション大賞」や「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞」を受賞しています。

プレミアムウォーターの子育て世帯におすすめのサーバー「famfit」

「famfit」は、シンプルでコンパクトなデザインが特徴のサーバーです。ボトル位置が下部にあり、キャップが上向きのまま設置できる業界初の仕様。子育てをがんばるお母さんでも簡単に設置可能です。主なスペックは以下のとおりです。

寸法(W×D×H)

27×35.1×103.7cm

重量

20kg

容量

冷水2.5L
温水1.35L

消費電力

冷水80W
温水350W

水温・湯温

冷水 約6℃
温水 約85℃

プレミアムウォーターの子育て世帯におすすめのサーバー「AURA」

「AURA」は、デザインオフィスのnendoとコラボしたサーバーで、優れたデザインが特徴です。優秀なのは見た目だけでなく、水の温度帯を5種類から選べる便利な機能なども搭載しています。主なスペックは以下のとおりです。

寸法(W×D×H)

30×33.4×110.5cm

重量

25.1kg

容量

冷水1.8L
温水1.6L

消費電力

冷水105W
温水350W

水温・湯温

冷水 約6℃
温水 約85℃
常温水 約25℃
白湯 約60℃
加熱 約90℃

うるのん

うるのんは、富士山のふもとが原水の天然水を提供するウォーターサーバーです。

「Forma(床置き型)」「Grande(床置き型)」「Grande(卓上型)」の3モデルを展開し、全機種にチャイルドロック機能を標準搭載。さらに、45db以下の静音設計となっており、冷蔵庫と同程度の稼働音を実現しています。

2024年のオリコン顧客満足度ランキングでは総合11位を獲得しています。

うるのんの子育てプラン

「うるのん子育てプラン」は、妊娠中の方や未就学児のいる家庭向けの特別プランです。

通常2,170円(税込)のボトルが1,710円(税込)で利用でき、追加注文時も同価格。子どもが小学校に入学するまで継続利用が可能です。なお、対象機種は「Grande」で、3年契約となっています。

うるのんの子育て世帯におすすめのサーバー「Grande」

タイプ

床置

卓上

寸法(W×D×H)

27×34.7×103.2cm

27×36×56.8cm

重量

19kg

15kg

容量

冷水 約1.3L
温水 約1.3L

同上

消費電力

冷水90W
温水350W

同上

水温・湯温

冷水3〜8℃
温水80〜90℃

同上

時短ができる!ウォーターサーバーを使用したミルクの作り方

時短ができる!ウォーターサーバーを使用したミルクの作り方

ウォーターサーバーを使えば、赤ちゃんのためのミルク作りがとても簡単になります。ここでは、衛生的で安全なミルクの作り方について詳しく解説していきます。

消毒した哺乳瓶に粉ミルクを入れる

まず、使用する哺乳瓶や蓋などを十分に洗浄し、必ず消毒を行います。消毒の方法は、電子レンジや専用の薬品を使用するのがおすすめです。消毒後は、清潔なタオルで水分を拭き取ります。その前に、石鹸で手を洗うことも忘れないようにしてください。

粉ミルクは、指定されている量を必ず守り、清潔な計量スプーンを使って哺乳瓶に入れましょう。計量スプーンも、一度使ったら必ず洗浄、消毒するようにしてください。

70℃以上のお湯を加えてミルクを溶かす

ウォーターサーバーの温水(80〜90℃)を哺乳瓶に注ぎます。粉ミルクに含まれている可能性のあるサカザキ菌やサルモネラ菌を殺菌するためには70℃以上のお湯が推奨されているため、ウォーターサーバーの温水なら安心です。

粉ミルクを入れたら、哺乳瓶のキャップをしっかり閉め、優しく横に振るか回転させて、粉ミルクを完全に溶かします。溶け残りがないように気をつけましょう。

冷水で割り40℃前後の人肌まで冷ます

ミルクは36〜40℃の人肌程度まで冷まします。

ウォーターサーバーの冷水で適温に調整するか、哺乳瓶を流水に当てて冷ましましょう。流水に当てる際は、キャップや中身を汚さないよう、哺乳瓶だけを冷やすようにします。

そして、哺乳瓶を触ってミルクが熱くないことを確かめてから赤ちゃんに与えましょう。

赤ちゃんのミルク作りで気になる疑問

赤ちゃんのミルク作りで気になる疑問

赤ちゃんのミルク作りでは、特に初産の場合はさまざまな疑問が出てくるものです。ここでは、以下のよくある質問について、最新の知見を交えながら詳しく解説していきます。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

ミルク作りにウォーターサーバーの使用はだめ?

結論から言えば、硬度60mg/L以下の軟水のウォーターサーバーであれば、ミルク作りに使用しても問題ありません。以前は「ミネラルウォーター=海外産の硬水」というイメージが強かった時代もあり、赤ちゃんへの使用を避けるように言われていました。

しかし、現在の日本のウォーターサーバーは軟水が主流のため、赤ちゃんのミルク作りにも安心して使うことができます。

沸騰したお湯は使用していいの?

調乳には70℃以上のお湯が必要ですが、必ずしも沸騰させる必要はありません。

水道水の場合は、有害性が疑われるトリハロメタンを除去するために沸騰後さらに10分以上の煮沸が必要ですが、ウォーターサーバーの温水は80〜90℃のものが多く、粉ミルクの殺菌に必要な温度が確保されており、過度な加熱による成分の変化も防げる適温といえるでしょう。

天然水とRO水おすすめはどちら?

天然水もRO水も、どちらも赤ちゃんのミルク作りに使えますが、より安全性を重視するならRO水がおすすめです。

RO水は、1,000万分の1mmという極小の浄化孔フィルターでろ過するため、放射性物質も取り除けます。天然水も安全ですが、季節や気候により品質が変動する可能性があります。

ただし、どちらを選ぶ場合でも、必ず硬度60mg/L以下の軟水であることを確認してください。

ミルクの作り置きはしていいの?

厚生労働省のガイドラインでは、調乳後2時間以内に使用しないミルクは廃棄することを推奨しています。作り置きは細菌が増殖するリスクがあるため、基本的には避けるべきです。

ただし、特別な事情がある場合は、清潔な状態で作り、すぐに5℃以下の冷蔵庫で保存すれば24時間以内であれば使用可能です。再加熱時は、有害細菌が増殖するリスクがあるため、15分以上の加熱は避けましょう。

ウォーターサーバーで子育ての負担を軽くしよう

ウォーターサーバーは、赤ちゃんのミルク作りを便利にしてくれる強い味方です。各社から子育て世帯向けのプランや、子育てに便利な機能が充実したサーバーが提供されており、毎日の育児の負担を大きく軽減できます。子どもの成長に合わせた機種を選び、快適な子育て生活を送りましょう。

なお、オリコン顧客満足度ランキングでは、育児・子育て世帯が選んだ「最新 育児・子育てでおすすめのウォーターサーバーランキング」も発表しています。利用を検討される際はこちらもぜひご参考いただき、自分に合ったよりよい選択肢を見つけてみてください。

※本記事では一般的な例をもとに情報をまとめています。各社の商品やプランによっては当てはまらないケースもあります。また、情報は公開日現在のものです。サービス・製品の詳細は各社の公式サイトから最新情報をご確認ください。
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