災害備蓄としてウォーターサーバーが良いと聴いたのですが本当ですか?
先の東日本大震災では直接の被災地以外でも水不足に苦しんだ地域があったと報道されました。もしウォーターサーバーがそのような用途に役立てられるなら、導入を検討してもいいと思っています。
一定の備えとしては有効
これに対して、人間が1日に摂取すべき水分は1L。1日の排出量2.3Lのうち、残りの1.3Lは食事に含まれる水分などで自然に摂取することができます。それでは災害時、人間1人、1日1L程度の水が確保できればいいのかというとそうではありません。調理や何らかの洗浄に使用する水を含めると、飲料用の1Lとは別に2L、計3Lは確保したいところです。
水の備蓄がいかに重要か
県別に見ると、茨城県の80.1万戸をはじめ岩手、宮城、福島、千葉の5県が断水被害に見舞われました。また1995年に発生した阪神・淡路大震災ではおよそ126万戸で断水被害が発生しています。
1923年、今ほどインフラが整備されていなかった関東大震災における被害状況は想像に難いのではないでしょうか。被災度合いは市町村や地域によって異なりますが、自衛のためにも他者との助け合いのためにも、各家庭で防災に備えた水を確保しておくことは非常に大切な取り組みであるといえるでしょう。
災害備蓄にウォーターサーバーがよい理由
また、災害備蓄用に必要な水の量は1日3L×最低3日分といわれています。各家庭1人あたり9Lの備蓄が必要なのです。4人家族であれば、2Lペットボトルが18本必要ということです。しかしウォーターサーバーのボトルは1個あたり大体12L前後の容量ですので、4人に対してボトル3本でOKです。またウォーターサーバーは電気を通さなくても常温であれば水を出すことができますので、災害時でも衛生的に水を利用することができます。