生命保険は掛け捨て?貯蓄型?人気の生命保険の種類と特徴
そこで、これから生命保険に加入したいと考えている人や、現在加入している生命保険を見直したいと思っている人のために、掛け捨てと貯蓄型の生命保険の種類と特徴をご紹介します。
掛け捨てと貯蓄型の違い
じつはその保障の基本的な形はシンプルです。元々、被保険者が死亡したり高度障害の状態になったりしたときに支払われる「死亡保障」の意味合いが強かった生命保険ですが、現在は保障の幅が広がり、ケガや病気で入院したり手術したりするときに必要な費用も保障してくれるようになりました。
しかし、毎月支払う保険料は家計を圧迫しますし、万が一のことがなければお金が戻らないのであれば「銀行に貯金をしておけばいい」という考え方もあります。ただ、生命保険には車の保険と違って「掛け捨て」以外にも「貯蓄型」がありますので、必ずしも「支払って終わり」ではありません。そこで、まずは掛け捨てと貯蓄型の違いについて見ていきましょう。
掛け捨ての保険の特?
保障期間が終了したら、そこで終わりにするか、さらに期間を延長するために更新をするか選択します。ただし、年齢が高くなるにつれて死亡率も上がるため、更新する度に保険料は上がっていくのが一般的です。
なお、小さい保険料で大きな死亡保障を得られるという特徴は、形は違いますが近年人気の高い「収入保障保険」も同じです。保障の対象となるのは被保険者が死亡したり高度障害になったときで、この点も定期保険と変わりません。違うのは、毎月お給料や年金のように保険金を分割して受け取れるという点です。
貯蓄型の保険の特?
日本人の平均寿命が延びている今、「老後をどう過ごすか」は多くの人が直面する課題です。豊かな老後を過ごすためには資金が必要ですから、当然ながら一定の収入または貯蓄がなくてはなりません。養老保険なら、老後の資金として貯蓄しつつ、保障も得ることができるのです。
また、「終身保険」も、貯蓄型のひとつです。終身保険は、定期保険と違って保障期間に制限がなく、一生涯保障が続きます。したがって「満期保険金」はありません。しかし、保険料は掛け捨てではないので、途中解約をすれば解約返戻金が戻ってきます。なお、保険料の早い段階での払込み中では、解約返戻金がないか、あっても支払保険料総額を下回る場合もあります。保障が必要な期間は加入しておき、保障が不要になった時点で解約返戻金を受け取るという使い方もできます。
生命保険にはどうやって加入する?
保険ショップは、1社の保険会社の商品を扱っている「専属代理店」と、複数の保険会社の商品を取り扱っている「乗合代理店」がありますので、「加入したい保険会社がある」という場合は前者を、「特定の保険会社に偏らず、良い商品を選びたい」という場合は後者を選びましょう。
「掛け捨て」か「貯蓄型」か、自分に最適な保険選びを
一見複雑そうな生命保険ですが、掛け捨てか貯蓄型か、どちらのタイプにするのかを決め、その上で自分の求める保障期間をカバーする商品を選択すれば、自分に合った保険選びができるはずです。