2015年06月20日 08時00分

りそな銀行が住宅ローン顧客向け提案で成果、年中無休型店舗設置を加速

今、りそな銀行の年中無休型店舗「セブンデイズプラザ」が成果を挙げている(写真はイメージ) [拡大する]

今、りそな銀行の年中無休型店舗「セブンデイズプラザ」が成果を挙げている(写真はイメージ)

 りそな銀行の年中無休型店舗「セブンデイズプラザ」が、住宅ローン顧客に保障性保険を提案する手法で成果を挙げている。2012年4月に大阪梅田でオープンした1号店「うめきた」では毎年契約件数を伸ばしており、14年4月オープンの2号店「あべのハルカス」では初年度から順調に数字を出している。今年5月9日に東京・渋谷にオープンした3号店「しぶや」では、相続・遺言もキーワードにして顧客を獲得していく方針だ。

 同社では従来、住宅ローン顧客への保険提案に注力しており、数年前から住宅ローンの相談や手続きを土日も行う「ローンプラザ」と営業店の連携によるアプローチで保険契約を伸ばしてきた。昨年度からは、それに次ぐ新店舗戦略「セブンデイズプラザ」(原則365日年中無休で午前11時〜午後7時まで営業し、平日の営業時間内に来店が難しい個人顧客をターゲットとした独立店舗)でも大きな成果が出てきた。「うめきた」では当初1カ月余りで約100組が住宅ローンや保険相談のために来店。保障中核層の30〜40歳代が中心で、住宅ローンの借り換え、保障性保険の実績も上がっている。土日の利用が全体の7〜8割というのもほぼ想定通りで、オープン以降、来店者は着実に増加している。

 1号店「うめきた」は1日の乗降客が約240万人と大阪圏で最大のターミナル駅の地下通路に面している。2号店「あべのハルカス」は「うめきた」で1年間ノウハウを蓄積した上で1年前に開店した。特に週末に多くの人が訪れる商業スポットだ。3号店の「しぶや」は渋谷駅東口のすぐ前に位置しており、仕事帰りや買い物ついでの客が来店しやすい。

 コンシューマービジネス部の吉岡史博グループリーダーは最新店舗について「セブンデイズプラザしぶやのオープンに当たっては、スタッフの中に3人の保険スペシャリストを配置した。直前1カ月間の集中研修でコンサルティング力のレベルアップも図った。しぶや店の周辺では富裕層が多いことからリテール保険を活用した相続対策にも力を入れ、拡販に結び付けたい」と意欲を見せている。

 セブンデイズプラザを担当する営業サポート統括部の中原隆友グループリーダーは「同プラザは、平日昼間にお会いできないお客さまをターゲットに据えてスタートした。最近では、相続・遺言やNISAなどのセミナーに対して多くの参加を頂いている。いつでもどこでも自由にりそなを利用してもらう『オムニチャネル構想』の実現に向けて、今後もセブンデイズプラザを展開していく。りそな銀行に口座がなくても利用できることも好評」と話す。

 現在、すべてのセブンデイズプラザで家計の見直しや資産運用などのセミナーを開催しており、参加者も増えている。「あべのハルカス」では5月1日から7月31日まで「住宅ローン&保険相談キャンペーン」を、「しぶや」ではオープニングキャンペーンを実施しており、今年度一層の拡販を図る方針だ。

 セブンデイズプラザは、りそなグループ全体で設置を加速させており、現在は、りそな銀行の3カ所に加えて埼玉りそな銀行で2カ所、近畿大阪銀行で1カ所となっている(近畿大阪銀行での名称は「nanoka」)。

(保険毎日新聞)

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