2012年05月23日 17時46分
“マツダ製アルファ ロメオ”も マツダとフィアットが協業発表
マツダは23日、イタリアの自動車メーカー・フィアットとスポーツ車の開発・生産に向けた協議を開始すると発表した。マツダが次期『マツダ ロードスター』をベースにしたアルファ ロメオ向けのオープン2 シーターの開発・生産を手掛けるというもので、 “マツダ製アルファ ロメオ”が誕生する。
両社は今後、それぞれのブランドの個性やユーザー層に合ったFR ライトウェイトオープン2 シータースポーツカーの開発を進めていく。両社の車種はマツダの本社工場での生産を想定しており、アルファ ロメオ向けの車両は2015 年に生産を開始することで検討を進める。エンジンはそれぞれのブランド独自のものを搭載する予定。
今回の協業についてマツダの山内孝社長は「次期『ロードスター』をベースにオープン2 シータースポーツカーの先駆者とも言うべきアルファ ロメオと協業の機会を持てることに大きな期待を寄せています」とコメント。フィアットのセルジオ マルキオンネCEOは、「マツダは、コンパクトFR オープンスポーツカーのリーダーとして広く認識されており、彼らと協力し、アルファ ロメオの伝統であるエキサイティングかつスタイリッシュなオープン2 シータースポーツカーを作っていく」と意気込みを語っている。
両社の正式事業契約の締結は今年後半を予定。また、両社は今回の件以外でも、欧州での協業の可能性について話し合うとしている。