2016年01月14日 09時40分

トラックとの事故で原付運転者が死亡… 知っておくべき4つの再発防止策!

事故時のダメージが大きい「原付」。過去に起きた死亡事故事例と再発防止策を紹介する [拡大する]

事故時のダメージが大きい「原付」。過去に起きた死亡事故事例と再発防止策を紹介する

 原動機付自転車は、自動車より車体が小さく、小回りがきく。だが、事故時のダメージが大きいというデメリットがあるのも事実だ。実際、トラックに追突されて原付運転者が死亡した痛ましい事故も発生している。再発防止策と合わせて紹介しよう。

<事故内容>
 寝坊して定刻よりも遅れて出発したトラック運転手が、左前方を同方向に走行していた原付を至近距離で発見し、慌ててブレーキを踏んだ。同時に、ハンドルを右に切って回避しようとしたが、避けきれず追突。その反動で原付運転者は歩道へ投げ出され、胸部を強打し死亡した。

<事故原因・再発防止策>
 この事故が起きた原因として考えられることは2つある。ひとつは、トラック運転手の「漫然運転」。もうひとつは、「他の車両に対する不注意」だ。この運転手は、定刻よりも遅れて出発したため、焦る気持ちがあった。寝起き後すぐの運転だったことも、漫然運転につながったと考えられる。また、事故が発生したのは早朝で、前方車両を把握しづらかったことも一因だ。

 再発防止策としては、(1)運転をするための体調管理を確実に行う (2)余裕を持った運転を徹底する (3)前方を注視する (4)周囲の道路状況を的確に把握し、他車の動向に注意することが挙げられる。そのほか、今回の事例ように、早朝や夕方など多少明るい状況であったとしても、ライトの点灯を徹底し、できるだけ視界を良好に保つように心がけたい。
 
 今回の事例では、原付運転者が死亡していることから、多額の損害賠償金が発生したと推察される。万が一、このような事故を起こしてしまったときのためにも、自動車保険の補償は手厚くしておきたいところだが、事故を起こさないよう日頃から注意して運転することが何より大切だ。

参照:国土交通省 関東運輸局HP

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