2016年07月02日 09時50分

【自動車保険】当てはまったら要注意! 更新を断られる「3つのパターン」

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契約更新をスムーズにするためにも、3つのポイントをおさえておこう

 自動車保険は、ネットでスムーズに契約できるダイレクト型と、担当者と相談しながら申し込める代理店型の2つに大きくわけられる。テレビCMなどでは、人気芸能人や優しそうなオペレーターがサービスをアピールしていて、とても身近に感じられるが、更新にあたっては「継続契約拒否」の通知が届くこともあるので注意が必要だ。いったい、どのような場合に拒否されるのか? 説明していこう。

 まず、詳しい内容については、各保険会社の説明書などに記載されているはずなので、確認してほしい。見落としがちだが、改めて読んでみると、重要性を理解できるだろう。

■更新を断られる3つのパターン
 継続契約を拒否される理由はいくつかあるが、今回は代表的な3つを紹介する。

 1つ目は、等級が格段に低い場合。自動車保険には「ノンフリート等級制度」があり、これにより保険料が算出される。事故を起こすなどして保険を使用すると、等級が下がり(数字が小さくなり)、保険料の割引率は小さくなるが、無事故で過ごすと等級は上がり、割引率が大きくなるという仕組みだ。もし事故を繰り返し、等級が下がり続けて1等級になると、次回契約の更新はできなくなるケースが多い。

 2つ目は、1年間で2回以上、事故などで保険を使った場合だ。上記の1つ目は、長年にわたる等級ダウンだったが、こちらは短期間に頻繁に保険を使用したケース。たとえ1等級ではなくても、短い期間で何度も保険を使うと、“大きなリスクがある契約者”というレッテルを貼られてしまう。

 3つ目は、飲酒運転で事故を起こした場合だ。これは法律違反であり、撲滅のための活動を行っている保険会社もある。飲酒運転による事故を起こすと、普段から危険運転をしていると予想され、更新できないことがほとんどのようだ。

■断られたときの対処法
 保険会社から継続を拒否されたら、ほとんど場合、その会社と再度契約を結ぶのは難しい。だが、どうしても車が必要で、なおかつ任意保険に入っておきたいと考えるドライバーもいるだろう。その際に考えられる対処法を紹介しよう。

 まず、今までの保険会社に、「保険料が上がってもかまわない」という気持ちで改めて交渉する方法。例えば、今までつけていなかった車両保険の免責金額を設定することになれば、保険会社もリスクを減らせる。こういった交渉次第で、更新の可能性が生まれるケースもあるようだ。

 また、ほかの保険会社に相談するのも、ひとつの方法だ。リスク要因の分類や分析については、保険会社によってさまざまなので、引き受けてくれる会社もあるかもしれない。相談してみるといいだろう。

 もちろん、事故を起こさず保険を使う機会がないことが理想だが、万が一に備えてしっかり説明書などに目を通し、理解しておくことが重要だ。

文/ロックスター 佐藤

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