自動車保険の料金が割高になるデメリット等級とは何か

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自動車保険の保険料を大きく左右する等級制度のデメリット

 任意の自動車保険の等級制度。『等級』は、自動車保険の保険料を大きく左右するもので、等級の数字が増えるほど保険料は安くなるが、一定の数字より小さいとデメリット等級となる。

■等級は1等級から20等級まで

 任意の自動車保険には『等級』という制度があり、1等級から20等級まで用意されている(一般的な保険会社の場合)。新規で任意の自動車保険に加入すれば、6等級からスタートする。また、セカンドカー割引という制度が適用されれば、7等級からスタートになる。

 6等級、もしくは7等級からスタートして、1年間保険を使わずに次年度に更新すると、ひとつ等級がアップする。毎年7等級、8等級、9等級と増えていき、20等級で割引率は最大となる。これは保険会社を移っても変わらず、等級は引き継がれる。

■事故で保険を使うと…

 交通事故を起こして保険を使うと、等級は1〜3等級ダウンする。しかも事故有等級となり、通常の無事故等級よりも割引率が悪くなってしまう。要するに実質大幅値上げとなるのだ。また、1等級〜5等級は「デメリット等級」となり、割引率は非常に悪くなる。特に1〜3等級に関しては割増になってしまうから、驚きだ。
 
 デメリット等級の割引率の例(図表)は一例で、詳細な割引率は保険会社によって異なる。だが、各社とも1〜5等級は「デメリット等級」と位置づけており、オトクとは程遠い設定になっている。また無事故等級、事故有等級などの区分もなくなる。区分がないのは、5等級以下はそれだけで「事故で保険を使った契約者」と判断できるためだ。

■デメリット等級のデメリット

 「デメリット等級」の場合、保険料が割高になるのが最も大きなデメリットだ。1等級〜5等級となる理由は「保険に加入したばかりで事故」、「ベテランでも何度も事故を起こして」など、様々な理由が考えられるが、つまり非常に危険度の高いドライバーの証拠となってしまう。保険会社としても保険料を割高の設定とせざるを得ないのだ。

 また「デメリット等級」である5等級や4等級で事故を起こしてしまうと、翌年は1〜3等級ダウンして1等級ということもあり得る。そうなれば加入を認めてくれる保険会社は限られてしまう。これもデメリットだ。

 なお、A社で保険を使ったからからB社に移る、という場合でも等級は引き継がれてしまい、割高の等級から逃げることはできない。もし「デメリット等級」になってしまったら、以降はくれぐれも気を付けて、安全運転に徹したい。

(文/西村有樹)
フリーライター。保険や資産運用などマネー系に強く、「All About」で自動車保険ガイド記事のほか、銀行や保険会社、証券会社などの刊行物、国交省、財務省等官公庁の媒体など幅広く執筆。ほかにも雑誌「プレジデント」「ベストカー」などでも多数の記事を担当する

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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