日銀の新たな“金融政策”とは? 内容と注目すべき銀行を紹介

日銀が新たに導入した枠組みってどんなもの? FPがわかりやすく解説! [拡大する]

日銀が新たに導入した枠組みってどんなもの? FPがわかりやすく解説!

 今年2月にマイナス金利が導入され、約8ヶ月が経過。だが、当初からの目標だった年2%の物価上昇は、依然、達成できていない。これを受け、9月に開催された金融政策決定会合では、新たな枠組みである「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」が導入されることになった。簡単にいえば、これからは短期金利だけでなく、長期金利も日本銀行が直接操作できるようになるということだ。

 当面の長期金利については、現状(0%)程度で推移するよう、国債の買い入れを継続するようだ。現在の金利水準が大きく変わる可能性は低いが、今後は日銀が長短金利を操作できるようになり、目標である年2%の物価上昇を“できるだけ早期に”達成しようとするだろう。つまり、長期金利をさらに下げることも考えられるのだ。

 このような金融情勢の中で目立つのは、金利面での優位性が高いネット銀行だ。店舗型銀行の定期預金は0.01%程度の金利水準で張り付いているが、ネット銀行ではその10倍以上の金利を提示しているところもある。代表的な銀行を見てみよう。

■じぶん銀行

 じぶん銀行では、3ヶ月満期が年0.04%、1年が0.05%、2〜5年が0.03%。3ヶ月の場合、新規口座開設者には年0.10%の上乗せが行われて、金利は年0.14%になる。auユーザーであれば、さらに0.10%の上乗せが行われ、年0.24%の金利が適用されるようだ。

■新生銀行

 新生銀行の「パワーフレックス円定期預金」の場合、預入期間に関係なく、金利は年0.01%。ただし、「スタートアップ円定期預金」というキャンペーンがあり、新規口座開設者であれば3ヶ月満期の定期預金金利が年0.50%になる。

■住信SBIネット銀行

 住信SBIネット銀行も、預入期間に関係なく、定期預金は年0.02%となっている。4月と比較すると少し低下しているが、店舗型銀行に比べればメリットはあるだろう。

 今後、年末に向けてキャンペーンなどで金利の引き上げを行うところも出てくるはずなので、注目しておくといいだろう。

 ただし、金利が高い場合は「クレジットカードの契約」「外貨預金とセット」「投資信託の購入」といった条件があるケースも多いので、利用する際は内容をきちんと確認することが大切だ。

※掲載されている内容は2016年10月現在の情報です

<記事/菱田雅生(マイアドバイザー登録FP)>
早稲田大学法学部卒業後、大手証券会社を経て独立系FPに。資産運用や住宅ローンなどを中心テーマに、相談業務や原稿執筆、セミナー講師などに従事している(http://www.la-consul.com)。

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