2016年03月27日 10時20分

カードローン“追加返済”はなぜオトク? メリットと注意点を紹介

ボーナス時に残高を減らすことができる“追加返済”。そのメリットとは? [拡大する]

ボーナス時に残高を減らすことができる“追加返済”。そのメリットとは?

 カードローンの返済方法は、クレジットカードと違い「ボーナス払い」というものがない。だが、「追加返済」という仕組みを上手に利用すれば、ボーナス時に効率的に借り入れの残高を減らすことができる。今回は、カードローンの返済で「追加返済」を利用した場合のメリットについて紹介していこう。

■「追加返済」で返済する方法とは?
 カードローンの返済方法では、すべて決められた日(約定日)に一定額を支払うという「約定返済」が採用されている。約定返済とは、ローン契約(融資契約)において、金融機関との契約による返済のことで、ローン返済には欠かせない方法だ。

 そのため、約定返済は休止することはできない。だが、多くのカードローン会社では、約定日以外に繰り上げ返済をする手段として、「追加返済」や「臨時返済」と呼ばれる返済方法を用意しており、約定返済との組み合わせを認めている。そこで、ボーナスが入った時に追加返済を利用すれば、借入金の返済にあてることができるというわけだ。

<追加返済の注意点>
 いつでも任意で行える追加返済だが、多くのカードローン会社で「追加返済で返金した分は約定返済には含まれない」としている点に注意が必要。たとえば、毎月25日に1万円の約定返済をしていたとして、余裕があったので15日に追加返済をしたとしても、元金が0にならない限り、毎月25日の約定返済は続けなければならない。

■追加返済の“メリット”は?
 カードローンの約定返済の方法として最も多い「残高スライドリボルビング方式」は、月々の返済額を抑えて返済を楽にしてくれるが、それだけで返済を続けていると返済期間は長くなり、負担する利息も高額になってしまう。元本を減らすことで利息を抑え、最終的に総返金額を抑えられるのが追加返済の1番のメリットといえる。追加返済分は全額元本に充当されるため、効率的に元本を減らすことができる。

 では、追加返済を利用してボーナス月に繰り上げ返済を行うことで、カードローンの総返済額にどれぐらいの違いが出るのか。

 たとえば、金利18%のカードローンで30万円を借り入れ、残高スライドリボルビング方式で月々1万円ずつ返すとすれば、追加返済を行わない場合の返済期間は3年5ヶ月。返済合計は約40万8000円になる。一方、同じ条件で夏・冬のボーナスで月に5万円ずつ追加返済を行った場合、返済期間は1年8ヶ月(うちボーナス4回払い)。返済合計は約34万6000円になるので、最終的に6万円以上の差がでてくることがわかる。返済期間でみても、1年9ヶ月早く終わることが想定されるだろう。

 カードローンの返金方法はリボルビング払いを中心とした約定返済が基本だが、追加返済を組み合わせることにより、返済のペースを早めたり、ボーナス時期に一気に返済を進めたりすることが可能になる。

 追加返済を使って早い時期に繰り上げ返済をすれば、その分利息も減り、最終的な支払い総額をかなり抑えることもできるため、積極的に取り入れたいところだろう。返済計画をしっかりと立てて、利用を検討してみてはいかがだろうか。

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