家族向けの自転車保険のメリット・デメリット
平成26年の自転車事故死傷者のうちおよそ30%が20歳以下の未成年者であることから、家族の中でもとくに子供は自転車事故の当事者になりやすいと言えるでしょう。大人に比べて判断能力や運転技術の低い小学生などの小さな子供だけでなく、自転車通学をする中学生・高校生がいる場合は、とくに自転車保険について考えておいた方が良いでしょう。
子供が自転車事故の被害者になるだけでなく、加害者になってしまう可能性もあります。近年の対人自転車事故の民事訴訟では、1億円近い高額な損害賠償の支払いを命じられるケースも増えてきています。このような高額な賠償金は、家族にとってとても大きな負担となってしまいます。そのため万が一の家族の支えとして、自転車保険の夫婦向けプランや家族向けプランが人気を集めています。
家族の形態に合わせて選べるプラン
家族向けプランのメリット・デメリット
一方デメリットとしては、家族一人一人に合わせた補償内容の変更が出来ないことです。たとえば、一家の大黒柱であるお父さんは、「傷害保険」を手厚く、入院日額6,000円・通院日額2,000円、死亡時には400万円としたいが、無茶な運転をしがちな息子は「個人賠償責任保険」を手厚くし、最高1億円としたい、というような場合です。
しがたって、どのようなプランの自転車保険に加入すればよいのか、家族の自転車利用状況に合わせて検討する必要があるでしょう。