趣味としての自転車の利用にも自転車保険を

  • 趣味としての自転車の利用にも自転車保険を

 近年、ロードバイクやクロスバイクと言った本格的な自転車が普及してきました。単なる移動手段という枠を超えて趣味として、あるいはスポーツとして自転車を楽しむ人が増えてきています。そこで今回は、趣味やスポーツとして自転車を利用する人にもぜひ検討していただきたい自転車保険についてご説明します。
 ロードバイクは、もともと舗装された路面を高速走行するためにつくられた競技用自転車です。そのため、時速はげおよそ30kmにもなります。これは一般にバイクとして認識されている原動機付自転車の時速に匹敵します。原動機付自転車が歩道を走行することはまずありえませんが、自転車レーンの整備が遅れている日本では、ロードバイクやクロスバイクといった本格的な自転車の利用者でも歩道を走行している人を見かけることがあります。

 このような早い速度で走る自転車にのっていて自転車事故に遭えば、大ケガをしてしまいかねません。また歩行者に衝突してしまったら、バイク事故と同じように大きな被害を相手に与えてしまうかもしれません。ですから、ロードバイクやクロスバイクなどスピードの出やすい仕様になっている自転車を利用している人ほど、万が一の自転車事故に備えて、自転車保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
 スピードが出やすく長距離走行が可能なロードバイクの利用者には、海や山など様々な場所までロングライドすることを趣味としている人も多いでしょう。このような人におすすめなのが、自転車事故でケガをしてしまった場合に備える傷害保険や、自転車事故を起こして相手にケガをさせてしまった場合の賠償に備える個人賠償責任保険に加えて、ロードサービスがついている保険もあります。ほぼ全国をカバーし365日24時間、自走が出来なくなった場合にスタッフが現地まで駆けつけて対応してくれるという安心なサービスです。
 トライアスロンやロードレースなど、スポーツとして自転車を利用する人の中には、クラブやサークルのメンバーとなっている人も少なくないでしょう。クラブやサークル活動などで、競技として自転車を利用することがメインの人は、チーム単位で加入ができるスポーツ安全保険を利用する方法もあります。

 これは、公共財団法人「スポーツ安全協会」が取り扱う傷害保険で、原則5名以上のアマチュア団体を対象にしています。スポーツ活動をはじめ、ボランティア活動、地域活動を行う社会教育団体が広く加入している保険です。
 団体での活動中や、その往復中に事故に遭いケガをした場合に、入院・手術・通院・死亡を補償してくれる傷害保険や、団体活動中やその往復時に事故を起こして相手にケガをさせてしまった場合に、身体・財物合算で最大5億円(身体のみの場合は最大1億円)の個人賠償責任保険などからなります。

 保険料は年齢や活動内容によって違いますが、自転車の場合スポーツ活動にあたるので、65歳以下なら年額1,850円です。低価格で補償内容が充実しているため、チームでスポーツとして自転車を楽しむ人にはおすすめの保険です。
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