出張査定?それとも持ち込み査定?愛車を売るならどっちがいいの?
出張査定とは何か、持ち込み査定との比較を含めて見ていきましょう。
車の査定の方法は2種類
持ち込み査定は、基本的には事前の予約なしで店に足を運べば良く、ふと思い立ったときや、時間が空いたときに気軽に査定をしてもらえるのが最大のメリットです。ただし、買取りを依頼する側にとっては相手の土俵で勝負をすることになるため、相手のペースで交渉が進みがちです。
その点、業者が来てくれる出張査定は、自宅という自分にとって最も落ち着く場所で交渉に臨めるため、リラックスして優位性を保つことができます。予約が必要なので予定を空けておく必要はありますが、「交渉」という点を重視するなら出張査定がおすすめです。
出張査定とは?
出張査定の流れ
1. 査定の申込み
Webの申込フォームや電話で、査定の申込みをします。Webからの申込みの場合は、だいたい1日以内に折り返しの電話がかかってきますので、希望日時や場所を伝え、日程を調整して予約を取りましょう。
なお、出張査定の多くは無料ですが、中には有料のところもあるようです。「出張査定が有料か、無料か」の確認はきちんとしておきましょう。
また、出張査定に来てもらう日が決まったら、必要書類を準備しておきます。必要書類は以下の2つです。
・車検証
・自賠責保険証明書
売却が決まるとさらに多くの書類が必要になりますが、その準備は急がなくても構いません。
2. 出張査定当日
予約をした日に、スタッフが来て出張査定を行います。査定時のチェックポイントは、車種やグレード、カラーをはじめ多岐にわたります。
<ポイント1> 車種、グレード、カラー
車検証の情報を基に年式やグレードを確認します。カラーにも人気と不人気がありますから、重要な査定ポイントです。
<ポイント2> 事故などによる修復歴の有無
買取価格に最も影響するのが、事故歴や修復歴の有無です。同じ車種、同じグレードでも、事故などによる修復歴があるかどうかで査定額は大きく異なります。ポイントは、「事故歴」ではなく「修復歴」が査定にマイナスになるという点。小さな傷やへこみはマイナス要因にはなりませんので、そのままにしておいたほうがいいでしょう。
<ポイント3> パーツや装飾品
サンルーフ、エアバッグ、電動スライドドア、純正ナビなどのメーカーオプションはプラスに働きますが、車高を低くしていたり、純正でない装飾品がついていたりすると査定はマイナスになることがあります。
<ポイント4> 車内のメンテナンス状況
車内にこもったタバコのにおいや、シートの汚れなどもマイナス要件です。普段のお手入れはもちろんですが、査定前にはできるだけ洗車や車内清掃をし、メンテナンスをしておくようにしましょう。
3. 交渉
すべてのチェックが終わると、業者から査定額の提示があります。前述したとおり、納得感があれば依頼をし、もう少し考えたいと思ったら「他社と比較・検討します」と伝えましょう。「ぜひ当社で」と粘られることがあるかもしれませんが、基本的には一度時間を置いたほうがいいでしょう。