廃車にしたらナンバープレートは返却しないとNG?返却方法を解説
ここでは、廃車時にナンバープレートの返却が義務付けられている理由と、ナンバープレートの返却方法について詳しく解説。また、ナンバープレート記念所蔵についてもご紹介します。
目次
ナンバープレートは廃車時の返却が義務付けられている
また、この法律では、一時抹消登録(長期的に車を乗らないとき、一時的に車の登録情報を抹消する手続き。軽自動車の場合は一時使用中止と呼ぶ)や永久抹消登録(車を解体するなどして、車の登録情報を永久に抹消する手続き。軽自動車の場合は解体返納と呼ぶ)といった、いわゆる廃車手続きを行う際には、ナンバープレートを返却しなければならないと定められています。
つまり、廃車した車のナンバープレートは、廃車の手続きと同時に、普通車の場合は運輸支局ならびに自動車検査登録事務所に、軽自動車の場合は軽自動車検査協会に返却する必要があるというわけです。
ナンバープレートは所有者と紐づいているため、廃車時に返却が必要
ナンバープレートは、その車両が行政機関に正しく登録されている証として発行されるものです。定められた保安基準に適合し、自賠責保険にも加入済みであることを示すもので、ナンバープレートの大きさや色、記載されている情報によって、車としての種別は何か、自家用なのか事業用なのかが、ひと目でわかるようになっています。
例えば、黄色いナンバープレートは軽自動車、黒や緑はタクシーや運送業で使われる事業用の車、ひらがなの「わ」や「れ」が使われていればレンタカーを表しているということは、多くの人がご存じでしょう。
また、自動車のナンバーには、所有者の住所・氏名が紐づけられているので、どこの誰が所有する自動車なのか、データベースと照合すればすぐにわかります。そのため、事故や事件の追跡調査では、監視カメラなどに残された自動車のナンバーが重要な手掛かりとなるのです。
こうした性質から、ナンバープレートは厳しく管理されています。一度発行されたナンバーは、たとえ廃車にされても、再び発行されることはありません。
一部のナンバープレートは、ナンバープレート記念所蔵の対象になる
しかし、愛車のナンバープレートを記念品として手元に置いておきたいという人は、下記の種類に限り、返却せずに所持することができます。
<ナンバープレート記念所蔵できるナンバープレートの種類>
・ラグビーワールドカップの特別仕様ナンバープレート
・東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の特別仕様ナンバープレート
・一般的なペイント式や字光式のナンバープレート
※125cc以下のバイクのナンバープレートは対象外。
ナンバープレート記念所蔵をしたい場合は、廃車手続きなどを行う際に申し出ましょう。プレートに直径4cm以上の穴を開けることで、記念所蔵が可能になります。
もちろん、このナンバープレートを車に取り付けると、不正使用となるので注意してください。
ナンバープレートの返却方法
普通車の場合は運輸支局ならびに自動車検査登録事務所で、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で廃車手続きを行います。必要書類と取り外したナンバープレートを提出し、手続きを行いましょう。
ナンバープレートを所持しているあいだは課税される
自動車税は、決して小さな金額ではないため、乗らない車の税金を納め続けるのは、無駄でしかありません。車が不要であると判断したなら、すみやかに廃車手続きを行うようにしましょう。
廃車する予定の車は、すみやかにナンバープレートを返却しよう
ただし、廃車にしなくても車を処分することは可能です。車の状態に問題がなければ、車買取会社に売却すれば収入を得ることもできます。
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