車を売る方法はどれがいい?高く売るコツや流れ、注意点を徹底解説
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この記事では、車を賢く売るための方法や、査定額をアップさせるコツ、売却を確実に進めるための手順などを詳しく解説します。さらに、売却時の注意点や必要な手続きについても説明しますので、初めて車を売る方でも安心です。
車の売却を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
監修者トータルマネーコンサルタント 新井智美
マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。
目次
車を売る方法は大きく3種類!自分に合う売り方を選ぼう
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方法 | メリット | デメリット |
ディーラー下取り | 新車への乗り換えがスムーズ | 査定額が低くなりやすい |
車買取業者への売却 | 高値で売れる可能性が高い | 業者によって査定額が異なる |
個人売買やオークション | 希望価格で売れる可能性が高い | 手続きが煩雑 |
新車への乗り換えがスムーズなディーラー下取り
下取りとは、新車を購入する際に今乗っている車をディーラーに引き取ってもらう方法です。購入と売却を同時に進められ、かつ、名義変更手続きや手続きに関する書類の準備などをディーラーに任せられる点は大きなメリットでしょう。
一方で、ディーラー下取りでは中古車市場の相場価格が反映されにくい傾向があるほか、社外品やパーツなどが評価されにくいデメリットがあります。
高額査定が期待できる車買取業者への売却
車買取業者は中古車市場の需要や輸出ニーズを踏まえた査定を行うため、ディーラー下取りよりも市場価格に近い金額が提示されやすいからです。
特に純正オプションや需要の高い装備、さらには定期的な整備記録があることで、より査定額がプラスに働きます。
ただし、車買取業者へ売却する際には、1社だけで決めると適正価格が提示されない可能性があるため、必ず複数社を比較してより高い査定額を提示する業者に依頼するようにしましょう。
参考:一般財団法人 日本自動車査定協会
希望価格で売れる可能性がある個人売買やオークション
個人売買・オークションとは、知人への譲渡やネットオークションなどを使って売却する方法で、ディーラーや車買取業者に支払う中間マージンが発生しないため、条件が合えば希望価格に近い金額で売れる可能性があります。
ただし、名義変更や車両の引き渡し、売却代金の受け取りなどの手続きを全て自分たちで行う必要があり、手続きを間違えると売却後も税金を支払う羽目になるなどのトラブルが発生するリスクがあります。
車を売る流れと必要な手続き・書類
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1.必要書類の準備(車検証・印鑑証明書など)
普通自動車 | 軽自動車 |
・自動車検査証(車検証) | ・自動車検査証(車検証) |
もし、書類が見つからない場合は、役所や運輸支局などで再発行の手続きを行いましょう。再発行までには時間がかかるケースも考えられるため、売却を決めた時点で必要書類を確認し、必要ならば早めに再発行手続きを行っておくと安心です。
2.買取店のリサーチと査定依頼
依頼する買取店を選ぶ際には、インターネット上での口コミや評判をチェックするとともに、JPUC(日本自動車購入協会) に加入している適正な買取店かを確認することも1つの判断材料です。
JPUCは自動車の買取に関するトラブルの防止や一般消費者の安全な取引に対する保護を行う団体ですので、安心して取引が行えるでしょう。
また、買取店の査定方法には、
・出張査定
出張査定は、査定士が自宅や指定した場所に来てくれるため、複数社に査定を依頼する場合や店舗に行く時間がなかなか取れない人におすすめです。
3.実車査定と売却契約の締結
査定では、査定士が実際に車の状態を確認します。そこで外装や内装、走行距離、修復歴の有無などがチェックされ、最終的な査定額が提示されます。提示された金額に納得できたら倍々契約書を締結しますが、その際には必ず以下の点を確認しておきましょう。
・売却代金の入金予定日
・契約後の減額(二重査定)の可能性の有無
売買契約書の内容に不明な点がある場合はかならずその場で質問し、得られた回答は書面で残しておきましょう。
4.車両の引き渡しと入金の確認
・カーナビやオーディオに登録した個人情報を消去したか
・ETCカードを抜き忘れていないか
トラブルを防ぐために!車を売る時の注意点
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さらに、ローンが残っている場合は完済するなど、スムーズな売却のために押さえておくべきポイントがあります。
契約後のキャンセル規定や二重査定(減額)のリスクを確認する
原則として、車の売買契約は契約成立後に自由に解約できません。業者によっては、契約後に解約を申し出ると、キャンセル料を請求されるケースもあります。
そのため、契約書の中に「キャンセル可能期間」や「キャンセル料の有無」が記載されているかどうかを、契約前に必ず確認する必要があります。
また、二重査定(減額)にも注意が必要です。
二重査定とは、契約時の査定金額から、引き渡し後に「想定外の不具合が見つかった」などの理由で減額されることです。悪質な業者によって行われるケースが多く、明確な根拠がない減額はトラブルになりやすい傾向があるため注意しておきましょう。
このようなトラブルを避けるためにも、
・査定後の減額は原則行わない方針になっているか
あわせて、依頼する業者については、事前に評判や口コミなどを調べ、対応や説明が丁寧かなどを基準に選ぶことも忘れないようにしてください。
修復歴や不具合は隠さずに申告する
ここで押さえておくべきなのが、「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」です。契約不適合責任とは、引き渡した車が契約内容と異なる場合に、売主が責任を負う仕組みです。
例えば、
・エンジンや電気系統に不具合がある
不具合を伝えることで価格が下がるかもという思いがあるかもしれませんが、正直に伝えることで結果的に取引がスムーズに進み、精神的な負担も減らせます。
車の買取相場を調べておく
買取相場は、車の年式、走行距離、傷の有無、修復歴の有無、カスタマイズの有無などを総合的に評価して決まります。これらの要素によって査定額は大きく変動するため、自分の車の市場価値を知っておくことが大切です。
相場を知っていることで、買取業者から提示された査定額が適正かどうかに気づくことができ、また必要に応じて価格交渉も可能になります。
たとえば、相場が70万円の車に対して70万円の買取額が提示された場合、「75万円なら今すぐ売却を決める」といった交渉もできるでしょう。中古車販売価格から約2〜3割引いた価格が買取相場の目安となります。
疑問に思ったことは必ず確認する
また、車に修復歴や事故歴がある場合は、必ず申告する必要があります。
これらを隠して売却すると、契約不適合責任の対象となり、後日トラブルになる可能性があります。査定士の対応や説明の仕方を見ることで、その業者の信頼性を判断する材料にもなります。
ローン残債がある場合は所有権解除の手続きが必要
ローン残債がある場合、車の所有者の名義がローン会社もしくはディーラーになっているケースが多くみられます。この状態だと、売主は名義上の所有者ではないため、勝手に車を売却できません。そこで必要になるのが、「所有権解除」の手続きです。
所有権を解除するには、原則としてローンを完済しなければなりません。完済の方法としては、「売却代金で残債を一括返済する」もしくは「新たにローンを組み直す」方法が一般的です。
買取業者の中には所有権解除の手続きを代行してくれるところもありますが、対応範囲や条件は業者によって異なります。
売却後の任意保険の切り替えや廃車時の還付金を確認する
車を売却しても、任意保険は自動的に解約されるわけではありません。次の車に乗り換えるなら「車両入替」の手続きを行わなければなりませんし、しばらく車に乗らないなら「中断証明書」を発行してもらいましょう。
中古車買取で高く売る方法と査定額アップのコツ
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特に、純正品の管理や車検については意外と知られていない部分もありますので、ぜひ参考にしてください。
愛車の買取相場を事前に調べておく
車の査定額は、車種・年式・走行距離・グレード・車の状態などによって決まります。これらの条件が近い車がどのくらいの価格で取引されているかを知っておけば、極端に低い金額を提示されるリスクを減らせます。
また、相場を知っておくことで、交渉する際に「この条件なら○○万円前後が相場だと理解している」もしくは「○○万円なら即決する」など、具体的な根拠を示せるため、査定額が上がる可能性もあります。
相場を調べる時は、中古車情報サイトで同じ条件の車の販売価格を確認し、その価格から2〜3割程度差し引いた価格を目安にしましょう。
複数の買取業者に査定を依頼して比較する
ただ、複数社といってもどの買取業者を選んだらいいのか分からないという人もいるでしょう。その時には「一括査定サービス」を利用しましょう。1度の入力で複数の買取業者に同時に依頼できるため、おすすめです。
複数社の査定額を把握しておくと、交渉の際に「他社ではこの金額が提示された」と伝えることができ、結果的に査定額がアップされる可能性も期待できます。
1月〜3月・9月〜10月の高く売れる時期を狙う
1月〜3月は新生活に向けた需要が増える時期ですし、9月〜10月は決算のタイミングにあたるため、在庫確保のための需要が高くなります。
ただし、基本的には車は年数や走行距離の経過とともに価値が下がります。高く売れる時期を待ちすぎて逆に車の価値が下がってしまっては本末転倒です。
「売ろうと思ったときが最適なタイミング」という考え方もあると理解し、時期にこだわらず車の状態の良いうちに売却することも検討しましょう。
車内の清掃を行い、純正パーツやメンテナンスノートを用意する
「メンテナンスノート(点検記録簿)」は整備履歴の証明ですし、高評価につながるため、必ず用意しておきましょう。
また、査定前には洗車や車内清掃、消臭も行いましょう。大がかりな費用をかける必要はありませんが、車内がきれいだと査定士の印象も良くなりますし、大切に乗っていたことをアピールできます。
社外品のナビやホイールなどを取り付けている場合でも、取り外した純正パーツが残っていればプラス査定につながる可能性があります。保管しているなら、忘れずに査定時に伝えましょう。
傷やへこみは修理せず、車検も通さずに査定に出す
車検についても同じです。車検を通すにはまとまった費用がかかりますが、その費用を回収できるほど査定額が上がるとは限りません。車検切れの直前でも、無理に車検を通すよりそのまま売却する方が合理的です。
車検が切れていても問題はありません。多くの買取業者は出張査定に対応していますので、自走できない車でも査定や引き取りが可能です。
古い車や査定額0円の車を売る方法
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通常の買取業者では値段がつかない場合は、廃車買取業者や専門店への売却を検討してみましょう。値段がつかなくて廃車にする場合でも、正しい手続きを行えば税金の還付が受けられる可能性もあります。
廃車買取業者や専門店への売却を検討する
日本車は海外でも需要が高いため、海外に販売ルートを持っている業者なら、日本国内では評価が低くても高い評価を付けてくれるケースもあります。
値段がつかなくても廃車手続きとして処分する
廃車手続きは、業者に依頼すれば無料で代行してもらえるケースもあります。この時に正しい手続きを踏むことで、未経過分の自動車税や自賠責保険料が還付される可能性があるのです。
自動車税は基本的に年払いのため、廃車手続きをした月の翌月以降にかかる税金が還付の対象です。
ポイントを押さえて車を賢く売却しよう
また、高く売るためのコツとして、複数業者での査定比較や売却時期の見極め、車の状態管理などがあります。さらに、売却後の保険手続きや廃車時の還付金の確認も忘れずに行いましょう。
これらのポイントを押さえることで、後悔することなく車を売却できます。必要な準備と手続きを計画的に進め、スムーズな売却を目指しましょう。
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監修者トータルマネーコンサルタント 新井智美
マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。
現在年間200本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績は3,000本を超える。
(保有資格)
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
・CFP®
・DC(確定拠出年金)プランナー
・住宅ローンアドバイザー
・証券外務員