車に傷あり!下取り価格にどれくらい影響するの?

 愛車を下取りに出して新車を購入する際、気になるのが、うっかりつけてしまった傷やへこみです。きれいに乗っていたつもりでも、「よく見たら薄いかすり傷がついていた」「小石がぶつかったようなへこみがある」ということはよくあるものです。車の傷は査定額にどれくらい影響するのか、気になる車の傷と査定額の関係を解説します。

「傷あり」や「へこみあり」は、査定額にどれくらい影響する?

 ほとんど目立たない傷やへこみも、査定時にはチェックポイントになります。とはいえ、それほど神経質にならなくても大丈夫です。傷やへこみの影響は程度によって異なり、小さな傷なら減額対象にはなりません。屋内に保管していたのでない限り、多少の傷はあって当然と考えましょう。

 査定の仕方は業者によってさまざまですが、小さな傷であれば一つひとつ個別に評価せず、車全体の状態を総合的に判断するところが多いようです。目安として「うっすらとした小傷あり」「2、3cm未満の傷あり」であれば、ほぼマイナスにはならないと考えていいでしょう。ただし、「3cmを超える傷あり」の場合、いくら自然についたものであってもマイナスになる可能性があります。

■査定に影響しない傷やへこみ
・3cmに満たない小傷
・日常、普通に運転していてついてしまう傷やへこみ
・擦り傷
・飛び石によるへこみ

■査定に影響する傷やへこみ
・錆になるような傷
・表面だけにとどまらない深い傷
・無数にあるへこみ

 傷1つあたりのマイナス金額は、傷の深さや業者の手で落とせる傷か落とせない傷かといった条件にもよりますが、およそ1〜3万円ほどです。ただし、事故などによって、簡単には修復できない大きな損傷がある場合は、この限りではありません。事故車のカテゴリーで査定されれば、当然ながら査定額は大幅にダウンします。

基本的に査定前に修復はしない!

 傷を修復してから査定をすれば、車の評価は上がるのでしょうか?

 実は、査定前に行うその場しのぎの修復は得策ではありません。なぜなら、車の修理にはそれなりのお金がかかり、場合によってはマイナス査定分を超えてしまう可能性があるからです。3cm前後の傷で4〜5万円ほどの修理代金がかかることも珍しくなく、たとえマイナス査定になったとしても「修理代より引かれた金額のほうが安かった」という結果になりかねません。また、修理跡が残ったり、板金の腕が今一つだったりすると、業者は買い取ったあとで塗装をはがして再修理しなければならないため、査定額を下げる可能性があります。よほど腕に覚えがある人以外は、焦って修理せず、そのまま査定に出しましょう。

査定する人はどこを見ている?

 中古車のプロフェッショナルである査定士は、車のどこをどのような基準に基づいて評価しているのか、詳しく見ておきましょう。

■外装

 ボディカラーは査定額を左右する重要なポイントです。特に、白や黒は人気が高いため査定金額も高くなります。ボディカラーを見たあと、傷ありか傷なしか、へこみはあるか、汚れ、機器の破損の有無などを見ていきます。

■内装

 シートやフロアマットの汚れ、タバコやペットのにおいなどを確認します。シートやマットが破れていたり、著しく汚れていて交換が必要だったりすると、査定額は下がります。

■エンジン

 エンジン周りは、オイルやパーツなどを細かくチェックします。異音がしたり、改造の跡があったりすると、当然ながらマイナス査定になります。

■走行距離

 車の年間走行距離が平均と比べて長いか短いか、年式を踏まえて判断します。

査定前にできることは「洗車」と「清掃」

 少しでも査定額をアップさせるためには、修理より「洗車」と「清掃」がおすすめです。「洗車や掃除くらいで、査定額が上がるの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、実は少なからず影響するのです。なぜなら、査定をするのは人間だからです。

 車がきれいに保たれていれば、査定をする人は「これだけきれいに乗っているなら、きちんとメンテナンスをしているだろうな」といったプラスの印象を抱き、査定を進めていきます。一方、洗車すらされていないほこりだらけの車は、「手入れをきちんとしていないから、不具合がたくさんありそうだ」と思われてしまい、査定もきびしくなると考えたほうがいいでしょう。

 査定前にやっておくべきことは、以下のとおりです。

・洗車
・車内の拭き掃除
・足元のマットを外して掃除機をかける
・においを消す

「傷あり」や「へこみあり」は重要なチェックポイント!でも修理は不要

 ボディ部分の査定では、外装の傷やへこみ、汚れはもちろん、アンテナ、ドア、ウインドウの状態などが細かくチェックされます。しかし、修理代金と査定額のマイナス分では、前者のほうが高くつく場合が多いので、手を加えずに査定に臨んだほうがいいでしょう。

 修理に時間を取られているうちに、愛車が最も高く売れるタイミングを逃してしまっては元も子もありません。乗っていて傷がつかない車はありませんから、割り切って洗車や掃除をするにとどめ、できるだけ早く査定に出すようにしましょう。
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