2016年04月16日 10時20分

ポイントは7つ! 引越し「見積もり」で確認すべき注意点

金額ばかり気にしすぎると、本当に必要なポイントを見落としてしまうかも? [拡大する]

金額ばかり気にしすぎると、本当に必要なポイントを見落としてしまうかも?

 5月の大型連休を間近に控え、引越しを考えている人も少なくないはず。引越し業者からの見積もりをとると、つい金額ばかりを気にしてしまいがち。だが、いくら値段が安くても、必要なサービスが含まれていなければ、スムーズに引越しができないことがある。そこで、見積もりで重要なポイントを7つ紹介していく。

【1】提示した情報に間違いがないか
 旧居と新居の住所、および建物の種類や階数、エレベータの有無などは合っているかなどは間違えないようにしたい。また、運んでもらいたい荷物の数と量も正確に把握しておこう。

【2】引越し日時と荷物の到着日
 荷物を搬出する日付と時間、当日中に荷物が届かない遠方の場合は、到着予定日時をしっかり確認したい。引越し日の時間指定がない“フリー便”というプランは費用が安くなるが、業者の到着が夜になるケースもあることも覚えておこう。

【3】依頼したい作業内容が含まれているか
 荷造りや荷解き、エアコンの取り外しや取りつけ、粗大ゴミの処理など、搬入搬出以外の依頼があるときには、必要な作業が含まれているかを確認しよう。また、大きな家具があるが、玄関や階段などが狭く、そのまま搬入搬出できないといった場合、家具の解体や組み立て、吊り上げ作業が必要かどうかの判断も見積もり時にしてもらおう。その場合の費用も忘れずに確認したい。

【4】梱包資材はもらえるのか
 段ボールやハンガーボックス、布団袋など、梱包資材はもらえるのか。もらえる場合はいつ届けてもらえるのか、引越し後の段ボールは回収してもらえるのかなども確認しておきたい。その場合の費用確認も忘れずに。

【5】作業員の人数とトラックの大きさ
 作業員の人数が多ければ費用はかかるが、短時間で作業が終わる。また、単身者の引越しだと作業員が一人ということもあるが、その場合大きな荷物を運ぶときには自身も手伝わなければならない。力に自信がない女性の場合は、作業員を増やしてもらった方が安心だ。また、トラックの大きさは荷物の量によって変わる。小さすぎて積み込めないのは困るが、大きすぎれば費用が無駄に高くなる。この項目に関しては、いくつかの業者から見積もりを取って比較したいところだ。

【6】養生の有無
 養生とは壁や床などを傷つけたり、汚したりしないようパネルやマット、テープなどで覆い、保護する作業のこと。とくに賃貸住宅や新築物件などは気になるところだろう。どこにどんな養生を行うのか、事前に確認しよう。

【7】キャンセル料はいくらなのか
 見積もりの内容を確認し、その業者と契約した時点からキャンセル料金が発生することがある。キャンセルは何日前から可能で、キャンセル時にはいくらかかるのかなども事前に確認しておこう。

 見積もりの際に口頭で確認したことでも、見積もり書に記載されていなければ、作業内容に含まれないことがある。きちんと必要な記載があるか確認し、内容を理解した上で、引越しの契約をするようにしたい。

文/河野真希
暮らしをテーマとしたフリーライター。ウェブや雑誌など各種メディアで、部屋探しや引越し、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルの提案をしている。

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