2016年07月23日 09時50分

日産「新型セレナ」に自動運転技術が搭載! 一体なにがすごいのか?

自動運転技術「プロパイロット」が搭載される新型セレナ [拡大する]

自動運転技術「プロパイロット」が搭載される新型セレナ

 今夏、日産自動車から発売される予定の「新型セレナ」。2010年以来のフルモデルチェンジで、自動運転技術「プロパイロット」が初めて搭載されることで話題となっている。そこで今回は、このシステムの特徴を詳しくチェック。また、CMなどでもおなじみのスバル「アイサイト」を含め、日本の自動運転技術の現状も紹介しよう。

■日産自動車「プロパイロット」の特徴

 プロパイロットの特徴は、「自動車専用道路の同一車線での自動運転が可能」という点だ。具体的には、カメラが車線を検知し、ハンドル操作を支援してレーンの中央付近をキープ。先行車の動きに合わせた追従走行、つまり自動で停車や前進をしてくれるため、渋滞時のドライバーの負担が大幅に軽減する。作動条件は限定されるが、ハンドル操作・ブレーキ・アクセルのすべてが実用レベルで自動化されるのは、日本の自動車メーカーとしては初。大きな一歩といえるだろう。

■スバルは「アイサイト」の進化版搭載車を発売予定

 スバルは、現行の運転支援システム・アイサイトをさらに進化させた自動運転技術の搭載車を2017年に発売する予定。その際、ステレオカメラを用いた全車速追従機能が追加され、時速0〜65キロでのレーン中央維持も可能になるとしている。さらに、渋滞時におけるカーブ追従機能も加わり、プロパイロットと同様に自動車専用道路を運転する際のドライバー負担が大きく軽減。なお、これはSAE(米自動車技術者会)が定義する自動運転技術の「レベル2」に相当する。

 ちなみに、SAEによる自動運転技術のフェーズは以下の通り(※)。

・レベル0/常時、ドライバーが運転の制御(操舵、制動、加速)を行う
・レベル1/上述の運転の制御いずれかの支援を行うが、すべてではない
・レベル2/ドライバーは安全運行の責任を持つが、運転の制御すべての支援を行う
・レベル3/機能限界になった場合のみ、運転者が自ら運転操作を行う
・レベル4/運転操作、周辺監視をすべてシステムに委ねる

 2016年7月22日の時点で、レベル2までの技術を搭載した車の販売を具体的に表明しているのは、日産自動車とスバルのみ。国内メーカーではホンダなども自動運転技術に力を入れているが、実用レベルにおいては今のところこの2社がリードしているといえる。

 ちなみに、日産は今後、2018年に複数車線での自動運転技術、2020年には市街地での自動運転技術を実用化するとしている。あらゆる道で車が自ら運転してくれる未来は、もうすぐやってくるかもしれない。

(※)国土交通省HPより抜粋

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