この順番なら間違いなし!効率的な荷造りのための3ステップ

  • 【画像】引越し 荷造り

 クローゼットの中に納まりきらないほど大量の洋服や本、日用品など、引越しが決まって荷造りを始めると、「こんなにたくさんの品物に囲まれて生活していたのか」と改めて驚きます。「必要ない物はどんどん処分しよう!」と決めても、品物を見ていると思い出がよみがえってきて捨てられず、なかなか作業が進まないということもよくあります。

 しかし、後回しにしていても、いいことはありません。引越し当日になっても荷造りが終わっていなければ、最悪の場合追加料金がかかることもあり得ます。ここでは、効率的な荷造りを行うための3ステップをご紹介します。
 荷造り作業をする前に、比較的大きな家具や家電でいらない物があれば処分の手続きをしましょう。小さな物の取捨選択は難しくても、大型の物は判断しやすいはずです。絶対に使わない物はもちろん、使わない可能性が高い物も、思い切って処分しましょう。処分する物が決まったら、自治体の粗大ごみ窓口などに連絡をして引き取りを依頼します。
 「どこから片付けていいのかわからない」という状態が、一番困りものです。そこで、部屋が複数あるときは、最初に「どの部屋から片付けていくか」を決めましょう。次に、その部屋の中の荷物を大まかに仕分けしていきます。ポイントは、「引越し直前まで使う物」と、「すぐには使わない物(すぐにはなくても困らない物)」に分けることです。引越し直前まで使う物は残して、すぐには使わない物から荷造りしていきましょう。

 すぐには使わない物に分類されるのは、おもに以下のような物です。

・靴
 慶弔用の靴など、出番の少ない靴をまず片付けます。次に、引越し時期が夏なら冬のブーツ、冬ならサンダルといった、今の時期は使わない靴をしまいます。

・本
 本やマンガなどは、「今読んでいる物」と「読み終わった物」に分け、後者から箱に入れていきます。本は重ねれば1つの箱にたくさん入りますが、入れすぎると運ぶのがたいへんです。底が抜ける危険性もありますので、適度な量にとどめましょう。「重い物は小さい箱に、軽い物は大きな箱に」というルールを決めて箱詰めすると作業がスムーズです。

・割れ物、刃物
 お皿やグラス、包丁なども、頻繁に使う物とそうでない物に分けられます。できるだけ荷造りがスムーズに進むよう、最低限の食器類や刃物類を残して梱包してしまいましょう。

 お皿は1枚1枚新聞紙で包み、ダンボールに縦に入れていきます。ワイングラスなど足のついたグラスは、緩衝材を多く巻き付けてから箱に入れ、足の部分が折れないように注意しましょう。刃物は、特に厳重な梱包が必要です。ダンボールで挟むようにして、ガムテープで止めると抜け落ちずに済むのでおすすめです。万一にもケガや破損のないよう、また引越し後にすぐにわかるよう、ダンボールにははっきりと「割れ物」「刃物」などと書きます。
 引越し直前まで使う物も、「よく使う物」「毎日使う物」「引越し当日の朝まで使う物」に分けられます。

・よく使うもの
 季節の洋服、靴などがこれにあたります。学生であれば教科書や辞書なども必要でしょう。引越し2〜3日前になったら、少しずつ梱包を開始します。調理器具なども「これだけあればなんとかなる」という物だけを残して箱に入れ始めます。洋服も数日分を残しておけばいいでしょう。

・毎日使うもの
 引越し前夜に使う調理器具や、引越し当日に着用しない洋服や靴、仕事道具などは、前日の夜に箱に入れます。荷造りを焦るあまり「最低限」を考えずに梱包してしまうと、引越し当日までに箱を開けて大捜索することになりかねません。「なくても我慢できる物」と「ないと困る物」をきちんと考えながら荷造りを進めましょう。

・引越し当日の朝まで使うもの
 携帯電話の充電器や歯磨き粉、タオル、ドライヤーなど、引越し当日の朝まで使う物は、専用の箱を用意しておき、使い終わったらすぐに箱詰めします。これらは引越し先でもすぐに使うものですから、段ボールに目立つ印をつけておくと便利です。
 最後に、貴重品やスマートフォン、移動中も仕事をするのであればPCや充電器、必要書類など、引越し当日に自分で運ぶ物をまとめます。これらは段ボールではなく、旅行用のバッグか、大きめの鞄でも十分に事足りるでしょう。
 荷造りをするときは、片っ端から詰めてしまいがちですが、それでは転居先で目的の物を探し出すのに苦労します。開けるときのことを考えて種類ごとに分類し、段ボールには「何が入っているのか」をしっかり記載しましょう。

 面倒な荷造りですが、手順を守り、コツをつかめばスムーズに進みます。引越しが決まったら、部屋の整理を兼ねて毎日少しずつ荷造りの準備を始めていきましょう。段取りが良ければ、引越し当日まで快適に過ごせますよ。
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